バルチック海運指数の暗示

他愛のない戯言(たわごと)です。

気味が悪かったのですが、夢で霊柩車ではなく、霊柩列車を見ました。

外も内も真っ黒い列車であり、多くの位牌が窓際にずらっと並べられ、向かいの座席で遺族らしき人が大勢座っていました。

彼らがどこに向かっているのかは知りません。

通り過ぎてしまった前の駅に戻ろうとしていたようですが、今後の日本は多死社会になると言われていますので、その潜在意識下の観念が夢の表象として出てきたのかもしれません。

霊柩車ではなく、霊柩列車というのは、この世では存在せず、もし夢の中の出来事にしろあるとしたら、それは大量の人間が死亡した時でしょう。

だから気味が悪い。

かつて地下鉄サリン事件の数日前、地下鉄で複数の狂信者が毒ガスを撒いてテロを起こす夢を見たことがあります。

目が完全に逝っており、現実で見たことがない目でしたので今でもよく覚えています。

正夢というのは、何度か経験したことがありますが、不思議なものです。

毎日見る夢のうち10年に数回しか正夢はありませんが、例外的にしろあることはある。

とても理性では説明できず、論理的にも証明しようがありませんが、ただあるとしかいいようがない。

科学で証明できないことのひとつです。

バルチック海運指数(バルチック・ドライ・インデックス)の下げが止まりません。

バルチック海運指数 ブルームバーグ

史上最安値「317ポイント」を付けています。

これでは「300ポイント」を割りかねない数値です。

バルチック海運指数(BDI)は鉄鉱石や石炭、あるいは穀物を運ぶ国際的な船の貨物運賃ですが、企業が物を生産するとは原材料を使用するということですから、この鉄や穀物、石炭や鉱石の原材料の動きが活発化しますとBDIは上昇します。

逆に今のように低下している時とは、国際的に海上での荷動きが不活発化しているということですから、生産が落ち込んでいることを意味します。

世界経済の行く末を予測する先行指標であり、この異常なBDIの低下は、世界経済の不況を暗示しているはずです。

各国政府は世界経済の順調な成長ぶりを誇示したいのでしょうが、していることはゼロ金利と金融緩和であり、日本などはとうとうマイナス金利政策(NIRP)まで採用しました。

景気が悪いわけですね。

BDIに原油は入っておりませんが、商品価格や原油価格と昔から連動しています。

1985年1月の統計開始以来、史上最高値は2008年5月20日につけた「1万1793ポイント」です。


ソース

それが2008年9月のリーマン・ショックによって下落し、12月5日に「663ポイント」のボトム(底)をつけ、反転していきます。

去年、2015年2月18日にそれまでの史上最安値である「509ポイント」をつけ夏まで上昇していきます。

7月16日には「1009ポイント」をつけ、1000ポイント台を回復します。

8月まで上昇し、8月5日の原爆記念日の前日、2015年の年間ピークである「1222ポイント」をつけ、これ以後このポイントを抜けて上昇することはありませんでした。

2015年11月19日にはそれまでの史上最安値である「509ポイント」を割り込み、「504ポイント」をつけ、翌日の20日、ついに500ポイントを割り、「498ポイント」を付けて最安値を更新します。

それ以後も上げ下げを繰り返しながら12月16日と17日に「471ポイント」をつけ、史上最安値であると同時に年間の最安値を更新します。

ここら辺で下げ止まるかと思えば、なお更に下落は続きました。

年が明けて2016年1月13日、ついに400ポイントを割り込み、「394ポイント」を付け300ポイント台に入ります。

そして現時点では史上最安値である「317ポイント」となり、300ポイントを割りかねない数値となっています。

史上最高値「1万1793ポイント」から「97.3%」も下落しています。

これは世界中で生産が停滞している事実を意味しており、世界的なデフレ圧力になっているはずです。

株や商品価格、原油価格や銅価格は、小幅に上昇しているのですが、このBDIだけは執拗に一貫して下落しています。

もともとバルチック海運指数(BDI)は商品価格や原油価格と関係し、連動してきた指数なのですが、直近では連動せず、乖離しています。

一般的には商品価格と原油価格の先行指標がBDIです。

商品価格が上昇する前にBDIが先に上昇します。

原油価格が上昇する前にBDIが先に上昇していくのです。


ソース

青がBDIであり、赤が原油価格です。

このように見事にBDIが先行しています。

BDIが先に上昇すれば、少し遅れて原油価格も上昇し、下落もBDIが先行し、遅れて原油価格も下落していきます。

ところが今はBDIが下落しているのに原油や商品が上昇しています。

経験則に反しているわけです。

通常ならばバルチック海運指数が上昇している時に、原油を売ってはならず、BDIが下落している時に原油を買ってはならないわけです。

にも拘わらずBDIが下落している時に原油を買い、商品を買っている。

これは人為的で異常な介入が行われているということですが、経験則から言えば、原油も商品もBDIに遅れて連動し、下落していくはずなのです。

今はそれと逆の相場なのですね。

もちろん経験則通りにいくとは限らず、特異なことが起こっているのかもしれませんが、この乖離を見ますと少し恐ろしいものを感じるわけです。

サウジを中心としたOPECとロシアが5%の協調減産で足並みを揃えれば、原油価格は上昇していくのでしょうが、BDIの動きと増々乖離していきます。

これが恐ろしいのですね。

だからBDIの執拗で一貫した下落は不気味に映るのです。

原油や商品、銅や株価の暴落を暗示しているようで不気味なわけです。

生産が停滞しているはずなのに原油や銅、商品価格が上昇しているという点も不気味です。

では中国経済が回復しているのかと言えば、指標を見ますとそうでもない。

供給過剰は変わっていません。

BDIの下落は需要の低下も示している。

にも拘わらず株価や商品価格、あるいは原油価格は底を打ったかのような様相を呈しています。

しかしてBDIは、とても底を打ったようには見えないわけです。

この整合性の欠如が霊柩列車の夢のように不気味なのです。

リスク資産(株や外債)から資金が逃避する時というのは、大抵国債に資金は向かいます。

日銀のマイナス金利政策によってある程度までは日本の国債に資金は向かうのでしょうが、長期金利がマイナスになりますと買われなくなり、恐らくアメリカ国債に資金は向かう。

すると増々ドル買い円売りの円安方向に為替は向かう。

「黒田ライン(1ドル125円)」を突破していくかもしれない。

マイナス金利政策によって資金流出を招く可能性があるのです。

しかも黒田総裁は今後も場合によっては、付利を順次下げていくとコメントしておりますので円は買いにくい。

世界経済の体温(BDI)は低いのに熱に浮かされている。

どこか不自然なのです。

寒いのに暑がっているのです。

あくまで確率の問題ですが、原油や商品は下落傾向に戻っていく可能性の方が高いのではないかと思っています。

霊柩列車の夢と重なるのです。

少なくともこのBDIの異常な下落は、世界的なデフレ不況を暗示しているはずです。

後、1、2ヵ月もすれば、明らかになっているかもしれないと思っています。

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コメント

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