ロンドン金融街・シティ崩壊

ブレグジットによって、アメリカの利上げ観測が吹き飛んでいます。

米国債(24日):急伸、英・EU離脱決定で米利上げ観測吹き飛ぶ ブルームバーグ

金利先物市場は少なくとも2年は米金利の引き上げはないとの見方を織り込んでおり、年内利下げの確率は11%に上昇した。

「米金融政策は無期限の据え置きだ。いつまでもこの状態が続く」

巨大な規模でシフトが起きている。

これに対して中央銀行に何ができるだろうか。

銃弾は残っているのだろうか

「利回りはこの先もじわじわと下げ続けるだろう」

MCAP(ニューヨーク)の債券責任者、マイク・フランゼーゼ氏は「引き締めバイアスを中立に戻すのか、もしくは利下げを再開するのだろうか」と問いかけた。

「利上げ」というより「利下げ」の確率が上がっています。

アメリカは今後、2年は利上げできないと見ています。

ビル・グロース氏も2年間は、米利上げはないかもしれないと言っています。

グロース氏:英EU離脱選択で米利上げ先送り-来年もない可能性も ブルームバーグ

ビル・グロース氏は、英国民投票で欧州連合(EU)離脱派が勝利したことを受け、米国では年内、場合によっては来年を通しても利上げの機会は恐らくなくなるだろうとの見方を示した。

ブレグジットは日本も悪い影響を受けておりますが、多方面に悪影響を与えています。

今、ブレグジットはリグレジット(Regret[後悔]とExit[出口]を合わせた造語)に変わりつつあります。

今度は「Regrexit」、EU離脱を「後悔」 CNN

「離脱」に投票した人が、投票後に後悔しています。

【EU離脱】えっ今さらその言葉をググるの? 離脱に投票し後悔する人たち BuzzFeed

開票結果が出た後に「EUとは?」、「EUの加盟国は?」と検索しているということは、ワシントン・ポストが言うように、

イギリス人は何に投票したのか本当は分かっていなかったのかも知れない

だから後悔しているわけですね。

こういうのを「後の祭り」、あるいは「後悔、先に立たず」と言います。

結果、これです。

英投票、やり直し請願250万人 ロイター

英国民投票で欧州連合(EU)離脱の結論が出たことを受け、英下院の請願サイトで26日未明までに、投票のやり直しを求める署名が250万人を超えた。

いずれも実現可能性はほとんどないが、僅差の結果だったことで、EU残留派の反発が強まっている。

やれ、やれ」と言った感じですが、三味線を弾いた人がいるのでしょうね。

この記事では再投票を求める人が、250万人を超えたとありますが、現時点では320万人を超えています。

EU Referendum Rules triggering a 2nd EU Referendum

イギリスの総人口は6300万人ほどですから、全体の5%ほどが再投票を求めています。

しかしてキャメロン首相が既に辞任に追い込まれており、走り出した馬から降りようとすれば危険であり、そのまま走る以外にありません。

ユンケル欧州委員長は、非常に厳しいことを言っています。

英EU離脱交渉今すぐに、待つ意味まったくない=欧州委員長 ロイター

委員長は「英国民は昨日、EUからの離脱を決めたが、離脱の条件を交渉するのに10月まで待つというのはまったく意味がない。

今すぐ交渉を開始したい」と語った。

また英国の離脱は友好的ではないが、そもそも双方の関係が密接だったわけではないとし、離脱交渉では相応の対応で臨む考えを示した。

ヒー・フェルホフスタット元ベルギー首相も同意見です。

英国は、EU離脱手続きを即刻開始すべき=欧州議員 ロイター

フェルホフスタット氏は「大陸欧州と英国の全国民が、与党保守党内での後任をめぐる争いが終わるまで待たなければならないというのは、現実的でない」と述べた。

時間をかけて他国に飛び火しないようにイギリス政府に圧力をかけています。

EU離脱手続きは即刻、始めるべき、と言っています。

‘No need to write, David,’ impatient EU tells Cameron ロイター

キャメロン首相は、EUに離脱申請の正式な書面を送る必要はなく、火曜日(28日)のEU首脳会議での会議からプロセスの開始とする。

離脱までの2年間のカウントダウンの引き金は28日からとしたい旨が書かれています。

EU首脳会議は28日と29日の二日間ですが、キャメロン首相が出席するのは28日だけです。

二日目はイギリス抜きで各国首脳が話し合い、イギリス離脱後のあり方と結束を確認します。

「ブレグジット」に特別待遇ない、2年でEU離脱を=独欧州議員 ロイター

ドイツのマンフレット・ウェーバー欧州議会議員は24日、英国の国民投票で欧州連合(EU)離脱が決まったことについて、EUは特別待遇を提供することはないとし、規定通り2年以内に離脱すべきとの見解を示した。

「英国有権者の決定を尊重すると同時に憂慮する。

この決定は双方、特にまず英国に大きな打撃をもたらすだろう」

「離脱交渉は2年以内に完了しなければならない。

われわれの視点からいえば、英国に対して特別な待遇を提供することはできない。

英国民はEU離脱の希望を表明した。

離脱は離脱を意味し、特別待遇を期待できる期間は終わった」

この口調からして、かなり厳しい態度で臨むことが予想されます。

2年で離脱を完了したいようですが、実際はEU加盟国27ヵ国の承認を得るのに、どうしてもその後5年はかかり、計7年はかかる模様です。

英国のEU離脱は7年かかる スプートニク

欧州委員会や欧州議会からも、その要職からイギリス人を排除する動きが出てきています。

インタビュー:英国人の欧州委員は辞任を、EU離脱受け=議会幹部 ロイター

英国の欧州連合(EU)離脱が国民投票で決まったことを受け、欧州委員会や欧州議会の要職に就く英国人に辞任圧力が強まっている。

英国が離脱手続きを終えるまで、同国の欧州議会議員は在職し続けるものの、要職を維持するのは適切でないとの見方を示した。

ロイターが入手した文書によると、欧州議会の主要会派指導者らはこの日、ヒル氏の役職を直ちに変更するよう欧州委に求める決議案を了承した。

また英国に対し、EU離脱の意思を直ちに伝えるよう求めた。

決議案は28日の欧州議会で、原案のまま採択される公算が大きい。

イギリスのGDPの20%弱を叩きだすシティにも動きが出ています。

拠点をロンドンからアイルランドのダブリンに移すことが検討されているようです。

金融センター、アムステルダムなどに脚光=オランダ財務相 ロイター

ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)のデイセルブルム議長(オランダ財務相)は24日、英国の欧州連合(EU)離脱決定によって、英金融機関によるEU域内市場へのアクセスが一段と限定的となるほか、ロンドンの金融街「シティー」を撤退する企業も出てくるとの見解を示した。

EU域内市場へのアクセスが限られることはブレグジット(英国のEU離脱)の「代償」

また、ロンドンが数年前にファイナンシャル・タイムズ紙のアジア版に、EUで事業展開を目指すなら、ロンドンが格好の場とする広告を出したことに言及。

「もはやそのような広告を出すことはできない。

アジア勢は今後、アムステルダムやフランクフルトに目を向けるだろう」とし、今後はロンドンと競合してきたアムステルダムやフランクフルトなどが金融センターとして脚光を浴びるとの見方を示した。

シティの金融機関はダブリンやパリ、アムステルダムやフランクフルトに移動して拠点を移し、イギリスへの直接投資は激減し、イギリス国内での金融業は崩壊します。

ウォール街と並ぶ国際金融センターとしての地位は崩壊するでしょう。

イギリス経済の弱体化により、リセッションに見舞われ、それが世界恐慌の引き金になるかもしれません。

その時、世界の中央銀行は、打てる弾を、まだもっているでしょうか?

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