文明の逆回転

イギリスの中央銀行であるイングランド銀行が、「0.5%」の緊急利下げに踏み切りました。

経済を救うためだそうです。

中々、切実です。

英中銀が緊急利下げ、経済救うため必要な追加措置取るとカーニー総裁 ブルームバーグ

金融政策委員会(MPC)は政策金利を0.5ポイント引き下げ0.25%とすることを決めた。

英中銀に続き、アイスランド中銀も11日に0.5ポイントの緊急利下げを行い、7日物の定期預金金利を2.25%に引き下げた。

先週3日のアメリカの緊急利下げに続いてイギリスとアイスランドも緊急利下げに踏み込んでいます。

緊急利下げは、リーマン・ショック以来です。

ウィルスにビビッてます。

「COVID19(新型コロナウイルス感染症)による経済への衝撃の度合いは極めて不透明だが、向こう数カ月の英国の経済活動を大きく落ち込ませる可能性が高い」

感染拡大により企業活動が滞り、キャッシュフローを圧迫すると見ていますが、そうでしょうね。

明日3月12日にはECBも利下げに踏み切るかもしれない。

ラガルドECB総裁、2008年の危機再来リスク警告-緊急行動呼び掛け ブルームバーグ

ラガルド総裁は、新型コロナウイルス感染拡大に対して首脳らが緊急に行動しなければ、欧州は金融危機時と同様の重大な経済的ショックに直面するリスクがあると警告した。

ECBが今週にも行動することを示唆した。

いま行動しなければ、各国の「経済の一部が崩壊する」リスクが増すと首脳らに訴えたという。

今、協調した行動を取らなければ、2008年を彷彿とさせる事態に直面することになる、と酷く切迫しています。

リーマン・ショッククラスの危機を想定している。

新型コロナによってイタリアは甚大な打撃を被っていますが、これが他国にも波及する可能性が大きいと見ています。

ここはやはりイエス・キリストさまにご登場を頂いて「富の大王」と刻まれた金色の王冠を被り、「株の君主」と編まれた赤いマントを羽織り、両手の手のひらを持ち上げるように、「株よ、上がれぇ、さぁ、株よ、もっと上がれぇ」とマントラを唱えて頂くしかありません。

これではトランプ再選の線も消えるかもしれない。

OPECプラスの枠組みの崩壊により、原油安はほぼ確定事項であり、これに新型コロナも加わっています。

原油価格の急落が続けば、産油国の多くの格付けは引き下げられ、石油・エネルギーセクターの社債も大幅に引き下げられていきます。

原油価格急落、産油国の格下げ圧力に 主要格付け各社が警告 朝日

主要格付け会社は10日、原油価格の急落が持続した場合、ソブリン債の格下げが相次ぐ可能性があるほか、ジャンク(投機的)等級の石油・ガス会社の社債も大幅な格下げに直面する恐れがあると警告した。

S&Pグローバルは10日、今年の北海ブレント原油価格見通しを1バレル当たり平均40ドルとし、従来予想の60ドルから下方修正。石油・ガス会社のジャンク債を複数ノッチ引き下げる可能性に言及した。

原油安は、一般的にはガソリン等が安くなるわけですからいいことなのですが、アメリカではそうはいきません。

シェール・オイル関連の企業は、ジャンク債から資金を調達しており、ジャンク債の金利が上がりますと、資金の調達がしにくくなり、デフォルトの危険性も増します。

既に社債やローンのファンドから資金が逃げ出しています。

米社債やローンのファンドから122億ドル流出-過去10年で最大 ブルームバーグ

新型コロナウイルス感染拡大が世界の金融市場を揺さぶる中、社債やローン債権に投資する米国のファンドから投資家は過去1週間に計122億ドル(約1兆2950億円)を引き揚げた。

週間ベースの資金流出額としては、少なくともここ10年で最大。

リフィニティブ・リッパーによると、3月4日終了週の資金流出入は、高格付け債ファンドが48億ドル、ジャンク債ファンドが51億ドル、レバレッジドローン・ファンドが22億9000万ドルのそれぞれ純流出となった。

合計の資金流出額はブルームバーグによる2010年1月までの集計データでは最大となった。

沈む船のネズミは何とやら。

通常、ジャンク債、いわゆる低格付け債は、景気拡大局面になりますと価格は上昇し、金利は低下していきます。

金利が低下すれば、資金調達もしやすくなる。

これが逆に景気後退局面では、金利は上昇し、価格も低下していく。

今、それが起こっています。

これは代表的なジャンク債の指数ですが、今月の始めから急激に金利が上昇しています。

ソース

6.672%」まで上昇しています。

ソース

こちらは7%を超えてきている。

ジャンク債の金利が急上昇しているのです。

原油安はシェール関連企業の財政を圧迫しますが、ジャンク債でも資金の調達が難しくなり、デフォルトのリスクを増加させます。

このジャンク債が、今後更に最大「1兆ドル(104兆円)」増加するかもしれない。

格下げによって今まで高い格付けだった社債が、ジャンク債となり、その規模は「1兆ドル」規模と予測されている。

最大1兆ドルの高格付け社債がジャンクとなる可能性=グッゲンハイムCIO 朝日

グッゲンハイム・パートナーズのスコット・マイナード最高投資責任者(CIO)は9日、米10年債利回りが年内にマイナス0.5%に低下するとの見通しを示した。

また、最大1兆ドル相当の高格付け社債がジャンク(投機的等級)債となる可能性があると予想した。

「われわれの試算では、最大1兆ドル相当の高格付け債がジャンクに向かっている可能性がある」

ジャンク債が増えるということは、デフォルトの確率も増大していくということです。

ジャンク債の金利が上昇しますとジャンク債の新規発行が難しくなり、デフォルトの確率も増します。

原油安は産油国のみならず、原油の輸出国となり、主要産業となっているアメリカの石油業界も直撃します。

アメリカ国債の金利がマイナスになるほど買われると予想されている。

日本ではあまり関係ないかもしれませんが、アメリカでは決して良いこととは言えない。

先ほどニューヨーク市場が開いたばかりですが、また800ドル以上売られています。

ソース

ほんとボラティリティが大きい、不安定な相場です。

株価が酔っ払いみたいに「ふら、ふら」している。

どこかでこけるでしょうね。

とても正常な相場とは思えない。

今年から来年にかけて世界経済は大変な時代となりそうであり、衰退ならばいいですが、世界経済の崩壊はやめてほしい。

ここはイエスさまに頼って、今まで通りアメリカ経済への富のご奉仕に期待したいと思う。

もう、神の名語るなと思ってますけどね。

北極海の海氷面積は年々減少を続けています。

北極域の海氷面積は、冬の終わりである3月に最も多く、夏の終わりである9月に最も少なくなります。

季節変化があるわけですが、今月の3月は北極海では海氷面積が最も大きくなる時期です。

この季節変化を無視して、冬の3月には毎年北極の氷が増えることをもって、この点をハイライトし、温暖化していない、北極の氷は増えていると印象操作をする人もいます。

1年で氷が増えたり、減ったりしながら、結局全体としては氷の厚さが薄くなったり、減り続けています。

2050年までに9月の北極域に海氷はほぼなくなると見られています。

冬には海氷が張り、春先には海氷が広がりますが、今より薄い海氷になると予測されている。

この北極に住むホッキョクグマの共食いが増加していると報告されています。

ホッキョクグマの共食い増加、温暖化とガス田開発の影響指摘 AFP

北極圏でホッキョクグマの共食いが増加していると、ロシア・モスクワにあるセベルツォフ研究所の専門家が26日、警鐘を鳴らした。

海氷面積の減少と人の活動の影響で生息地が消失したためだとしている。

「ホッキョクグマの共食い行動は増加傾向にあると、われわれは明言する」

かつての旧日本軍みたいです。

食料がなくなれば、共食いに走る。

北極海の夏季末の海氷面積はこの25年間で40%縮小した。

いずれホッキョクグマは海氷上で狩りができなくなり、沿岸部や高緯度の群島などでしか生息できなくなるだろう

温暖化で北極の氷が溶け、ホッキョクグマは狩りができなくなり、獲物を取れず、共食いに走っているという報告ですが、胸が痛みます。

海洋酸性化と温暖化で最大「50万個」のムール貝が、生きたまま茹でられた状態で死んでいるのも見つかっています。

海温上昇で「生きゆで」に… NZで最大50万個の貝死ぬ AFP

ニュージーランドの海岸で、海水温の異常上昇により最大50万個のイガイ(ムール貝)が「生きたままゆでられた」状態となり死んでいるのが見つかった。

海洋専門家らは、気候変動との関連を指摘している。

現在、工業化以前と比べて、海の酸性度は水素イオン濃度として測定される酸性度では「26%」増加しています。

この気候変動によって2100年までに世界中のサンゴ礁は、ほぼ全滅するという研究結果が出ました。

WARMING, ACIDIC OCEANS MAY NEARLY ELIMINATE CORAL REEF HABITATS BY 2100

ハワイ大学マノア校の研究チームの報告ですが、世界のサンゴ礁の70%~90%は、海洋の酸性化と温暖化、そして海洋汚染が原因で「20年以内」に消滅すると予測しています。

以前からも言われておりましたが、この報告ではサンゴの生息に適した環境がほとんどなくなるか、皆無になる。

一部ではサンゴ礁を救うことはできそうもないとあります。

同研究チームのシミュレーションによれば、現在サンゴ礁がある海の大部分は2045年までには、サンゴに適さない環境となり、2100年まで悪化の一途をたどる、とある。

海は生命の源であり、海の滅亡は人類滅亡と同じです。

自然界がダメになる前に人類と文明の方がダメになると思ってますけどね。

ならばこの矛盾はどこかで解消されることになる。

それが今、経済の方面から始まったのかもしれません。

今までは文明が自然界を破壊してきましたが、それが逆回転を起こし、自然界の方が文明を崩壊させる流れに変わってきたのかもしれないと思っています。

ならば今回の世界経済の逆風と逆流現象は、今までと違ったものになるでしょう。

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