朝鮮戦争終結

素晴らしい笑顔です。

心の底から喜んでいるのが分かります。

ついに朝鮮戦争が終結しました。

休戦協定から「65年」かかりました。

南北首脳会談後、「板門店パンムンジョム)宣言」に双方が合意しました。

正式名称は「朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言」です。

[全訳] 「朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言 」【2018南北首脳会談】 The Korean Politics

実に感動的な首脳会談でした。

差し当たって、来たる8月15日を契機に、離散家族・親戚再会を進めることにした。

南と北は地上と海上、空中をはじめとするあらゆる空間で、軍事的な緊張と衝突の根源となる、相手方に対する一切の敵対行為を全面的に中止することにした。

差し当たって、5月1日から、軍事境界線一帯で拡声器による放送と、ビラ散布をはじめとする、あらゆる敵対行為を中止し、その手段を撤廃し、今後、非武装地帯を実質的な平和地帯として作っていくことにした。

南と北は西海の北方限界線(NLL)一帯を平和水域にし、偶発的な軍事的衝突を防止し、安全な漁労活動を保障するため、実際的な対策を立てていくことにした。

南と北はいかなる形態の武力も互いに使わないという不可侵合意を再確認し、これを厳格に遵守する。

互いが真剣に和解しようとしていた点が印象的でした。

金正恩委員長は、あのような天真爛漫な笑顔もできるのですね。

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、終始笑顔であり、心の底から喜んでいるのが手に取るように分かりました。

ほんとに良かったと思います。

「板門店(パンムンジョム)宣言」の目玉は、なんといってもこの一文です。

南と北は停戦協定締結から65年になる今年に、終戦を宣言し、停戦協定を平和協定に転換し、恒久的で強固な平和体制の構築のための南北米3者、南北米中4者会談の開催を積極的に推進していくことにした。

1953年の休戦協定は、中国・北朝鮮・アメリカは署名しましたが、韓国は拒否していたために入っていませんでした。

今回、その韓国と北朝鮮が終戦を宣言しています。

終戦宣言から、かつての休戦宣言に署名したアメリカと中国も参加した会談において、いずれ平和協定にもっていく計画のようです。

完全なる朝鮮半島の非核化が目標とされましたが、それはアメリカにとっては在韓米軍を撤退させる目標と同義です。

アメリカの決断によってアジアの平和と混乱は左右されそうです。

金正恩氏は、英断しましたが、トランプ大統領はできるでしょうか。

南北の分断は、元々は日本の侵略戦争に原因があり、第二次世界大戦終戦末期、38度線より北側は日本の関東軍が占領していました。

南側は朝鮮司令部が支配しており、終戦末期になりますと旧ソ連が参戦し、満州を滅ぼし、北側にいた関東軍も支配しました。

1950年の朝鮮戦争は、北朝鮮が南北の朝鮮半島を統一しようとして南進し、38度線を超え、侵略していったことが原因ですが、プサンまで追い込み統一寸前で、アメリカを中心とする国連軍が参戦し、北側に押しやられています。

そして北朝鮮が負けそうになると、今度は中国が参戦し、国連軍を南側に押し戻し、38度線で膠着状態に陥ります。

それ以後、南北の分断状態がずっと続き、北朝鮮工作員による朴正煕(パクヒョンヒ)大統領暗殺未遂事件が起きたり、その報復で金日成暗殺部隊が無人島のシルミドで養成されておりましたが、その暗殺部隊による居たたまれない悲劇のシルミド事件も起こりました。

私も映画「シルミド」を10年以上前に見たことがありますが、こんな可哀想なことが現実にあっていいのかと思ったことがあります。

1988年のソウルオリンピックへの反発と妨害、並びに南進のため1983年には全斗煥大統領暗殺未遂事件であるラングーン事件も起こり、韓国側は閣僚4人を含む計17名の死者がでました。

ソウル・オリンピック前の1987年には、あの大韓航空機爆破事件も起こっています。

元々、何の罪もない朝鮮半島の人たちは、大国の思惑や国益で分断され、翻弄されてきたわけです。

それが終結しつつあるわけです。

後はアメリカの出方次第ということになるのでしょうが、5月の中旬には韓米首脳会談も行われます。

今回の南北の合意は政治的な思惑もあるのでしょうが、それとは別の互いが同じ民族として統一したいという真意が、あの笑顔にあらわれていたように思う。

歴史的な日ですから記念に色々と動画を貼っておこうと思う。

金正恩委員長が、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と笑顔で握手をし、軍事境界線を越え、史上初めて韓国に一歩足を踏み入れますと、文在寅大統領は、

私は、いつ北に入れますか?

と問い、金正恩委員長は即座に

では、今から入りましょ」と言い、手をつないで一緒に北朝鮮領土に足を踏み入れています。


会談中は、通訳なしのひざ詰めで会話していますが、やはり同じ言語を喋る同じ民族なのだなという感想を持ちました。


今日は、すべてのニュースが南北首脳会談に食われてしまいましたね。

まさに歴史的な日となりました。

日本は、この方を中心に

ずっと蚊帳の外に置かれたまま、国民は少し前までこんなことをやらされていました。

南北の首脳はこれです。

日本ではこれです。

中々、笑えます。

だってこんなことするから・・。

南北首脳会談でも、笑える場面と言いますか、個人的につぼにはまった場面がありました。

金委員長が、ごっつい声で

(韓国に)ピョンヤン冷麺、もってきた。

遠いところからピョンヤン冷麺、もってきた

と連呼している場面です。


まぁ、笑ってはいけないのかもしれませんけどね。

しかして心が洗われるような、すばらしい首脳会談でした。

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コメント

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