東芝の苦難

ついにバルチック海運指数が「300ポイント」を割ってしまいました。

バルチック海運指数 ブルームバーグ

1985年1月の統計開始以来の最安値「298ポイント」をつけました。

リーマン・ショック後のボトム「663ポイント」から更に「55%」も下落しています。

これは世界経済に何か起こると見ておいた方が良さそうです。

日経平均株価が「17000円」を割って引けています。

ソース

1万6819円」で引けています。

円高も進み、株安円高と日銀・政府の意図とは逆に市場は動いています。

長期金利も史上最低値「0.02%」をつけ、このまま国債を買い進みますと、マイナス金利になりそうです。

それが日銀の意図かもしれませんが、株高にもならず、円安にもならず、自国経済を痛めつけているだけのように見えます。

マイナス金利政策(NIRP:Negative Interest Rate Policy)を太平洋戦争に見立て、最初の異次元緩和を「真珠湾攻撃」、次の2014年10月31日のハロウィン緩和を「ミッドウェー海戦」、そして今回のマイナス金利政策を「レイテ沖海戦」と評している記事があります。

マイナス金利政策の功罪 BLOGOS

特に’量’による政策が限界に来ていることで、政策目標を金利に戻すことが今回の主目的となっているとみられる。

岩田副総裁らリフレ派の主張が間違っていたと認めることもできず、量を残したまま政策目標を金利に移行させるために取った方式が、スイスなどで採用されている階層構造方式である。

今回の政策変更は、最初の異次元緩和が太平洋戦争における真珠湾攻撃、二度目がミッドウェー、今回がレイテ沖海戦に例えられるのではなかろうか(レイテでは栗田艦隊の謎の反転が敗戦を決定づけた)。

先制攻撃に成功し勝利に沸くが、二度目でも物価目標への道は絶たれ、今回は量の政策から金利への謎の反転により、量による物価目標の達成が困難であることをむしろ示してしまった格好となった。

マイナス金利でも国債を買えるのは日銀と、スワップを使った海外投資家(主に外銀)、そして入札で落とした国債を日銀に売却するプライマリーディーラーなどの業者(証券会社等)だけとなる。

国内投資家でマイナス金利で国債を保有できるところは基本的にはない。

レイテ沖海戦とは、要は敗戦を決定づける政策ということですね。

今後も神の心を無視して経済が繁栄し、世界平和があらわれ、地獄界がなくなり、環境が良くなるといいですね。

それで良くなるならば、神様はいりませんね。

非暴力の世界があらわれ、人種差別もなくなり、飢餓もなくなり、無神論者が全員、霊天上界に帰天できる、霊天上界は無神論者にとっての天国ですね。

天国の住人は、みな無神論ということで、素晴らしい世界かもしれません、悪人にとってはね。

実際は逆ですけどね。

そういう未熟な霊系団もあるようです。

東芝が、やはり売られました。

最安値を更新です。

ソース

176.3円」をつけ、シャープと並びました。

ソース

シャープは鴻海(ホンハイ)から打診をうけ、台湾傘下に入る可能性が濃厚となっています。

ひと月後には正式に決まるようです。

白物家電を中国のハイアールに吸収されて、事実上消滅した三洋電機を想起します。

今から中華シャープなどと揶揄されているようです。

東芝の「7100億円」の赤字決算を受けて、債務超過寸前という記事が出ています。

東芝、16年3月期の赤字7100億円へ=債務超過寸前-医療機器事業の売却急ぐ 時事

経営再建中の東芝は4日、2016年3月期の連結業績見通しを下方修正し、純損益の赤字が従来予想の5500億円から7100億円に拡大すると発表した。

過去最大の赤字となる。

16年3月期末の株主資本比率は2.6%(前期末17.1%)に急低下する見込みで、全ての資産を売却しても負債を返済できない債務超過が迫る。

このため東芝は、医療機器子会社の東芝メディカルシステムズ(栃木県大田原市)の売却などで資本増強を急ぐ。

この記事では自己資本(株主資本)比率を「2.6%」と記載しておりますが、12月末の貸借対照表から計算すれば「2.5%」となりますが、少し古い数字ですので誤差があるのかもしれません。

記事では東芝は債務超過寸前とあります。

資金繰りは大丈夫なのでしょうか。

東芝社長、資金繰り「金融機関と折衝している」 日経

室町社長は金融機関からの条件として「今期中に(減損などで)膿(うみ)を出し切ること」を提示されていると話した。

「株主資本をマイナスにしないなら、金融支援に全力を尽くす」と金融機関から伝えられているという。

3月期末までにWH社(ウェスティング・ハウス)と完全子会社化したランディス・ギアの減損の膿を出し切ると言っています。

また株主資本(自己資本)をマイナスにはしないとも言っている。

WH社買収に伴う5156億円(のれんは3441億円)、ランディス・ギア社買収に伴う2316億円(のれんは1704億円)の減損をし、膿を完全に出し切ると言っています。

しかして自己資本が「1500億円」しかない今の東芝に減損処理ができる体力があるのでしょうか。

2015年12月31日の貸借対照表を見てみましょう。

ソース: PDFの9ページ: 単位・百万円

12月31日末時点、WH社とランディス・ギアの減損問題は、この表の「その他の資産」、「1兆2740億2000万円」の中に含まれています。

隣りの「1兆4602億2600万円」が3月期末の数字です。

この貸借対照表を見ますとバランスシートに減損処理は反映されていません。

その他の資産」の内訳は、有価証券報告書に記載されていますが、去年の9月30日の数字しかありません。

ソース: PDFの22ページ

のれん及びその他の無形資産」、「長期繰延税金資産」、「その他」が内訳ですが、この「のれん及びその他の無形資産」に減損問題が隠されています。

右の「1兆4251億6600万円」が9月30日の数字、左が3月期末の数字です。

3月期末の数字は「PDFの9ページ」の数字「1兆4602億2600万円」と一致しているわけですが、右の9月末と上記の12月末の数字はさすがに一致していません。

こののれんにどの程度の価値が残っているのかは、外からはわかりません。

仮にWH社(5156億円「のれんは3441億円」)のすべてを減損処理したとしますと、自己資本が「1500億円」しかない東芝は債務超過です。

資本は「5274億8200万」とありますが、これが「1500億円」になっている。

非支配持分は自己資本にも自己資本比率にも入れません。

とてもこの自己資本で処理できる金額ではない。

また自己資本がマイナスにならない限りという条件が銀行側から課せられている。

特設注意市場銘柄に指定されている東芝は増資もできない。

だから虎の子の東芝メディカルシステムズ売却に動き、自己資本の増強をはからざるを得ない。

これが大体「4000億円」と言われています。

東芝メディカル売却、約10社が1次入札参加 4000億円程度=関係筋 ロイター

東芝メディカルシステムズ売却がうまくいけば、3月期末の債務超過は避けられるはずであり、また減損の膿を完全に出し切れれば、問題は一応解決するはずです。

この減損の額が分からない。

実際は3月期決算と有価証券報告書を見てみませんと何とも言えませんが、東芝メディカルシステムズを売りますと、収益の柱がひとつ失われるわけであり、これで半導体がこければ一気に債務超過です。

まさに3月は東芝の正念場でしょう。

その後もジャンク債に落ちた東芝は、「財務制限条項の問題」も出てきそうです。

事業等のリスク 東芝

この東芝のHPには次のように記載されています。

当社が複数の金融機関との間で締結している借入れに係る契約には財務制限条項が定められており、今後当社の連結純資産、連結営業損益又は格付けが財務制限条項に定める水準を下回ることとなった場合には、借入先金融機関の請求により、当該借入れについて期限の利益を喪失する可能性があります。

さらに、当社が当該財務制限条項に違反する場合、社債その他の借入れについても期限の利益を喪失する可能性があります。

当社は、借入先金融機関の理解を得る努力を行うなど、財務制限条項への抵触及びこれによる期限の利益喪失を回避するための施策を最大限継続的に行っていきますが、万一、当社が上記借入れについて期限の利益を喪失する場合、当社の事業運営に重大な悪影響が生じる可能性があります。

東芝の苦難は続きそうです。

サザエさんも、さぞや心配しているでしょう。

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コメント

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