融ける西南極氷床

以前、東南極氷床(ひがしなんきょくひょうしょう)のトッテン氷河の融解を扱いましたが、西南極氷床(にしなんきょくひょうしょう)の方が、実は現実的に見て危険視されています。

すべての氷が融ければ、世界の海水面を「7メートル」も上昇させるグリーンランドの氷の融解を防ぐには、既に「手遅れ」という記事が出ていました。

グリーンランドの氷融解は予想以上、すでに「手遅れ」か CNN

仮に西南極氷床の氷全体が融ければ、世界の海水面を「5.28メートル(17.32フィート)」上昇させます。

まさにチョンマゲドン、ハルマゲドンです。

その西南極氷床の記事でおなら臭い、きな臭い記事が出ていました。

「南極の氷河にマンハッタンの3分の2の大きさの穴…氷が急速に崩壊中」 ハンギョレ

しかし、もの凄い顔です。

失礼。

こいつらです、こちらです。

「南極の氷河にマンハッタンの3分の2の大きさの穴…氷が急速に崩壊中」 ハンギョレ

南極大陸西側には、アムンゼン海に接する6大氷河があります。

ソース

1. パイン・アイランド氷河

2. スウェイツ氷河

3. ヘインズ氷河

4. ポープ氷河

5. スミス氷河

6. コーラー氷河

この6大氷河があるわけですが、この中のスウェイツ氷河の下に高さ300メートル、大きさで言えばマンハッタンの3分の2ほどの穴が見つかったのです。

6日、科学者らが南極大陸のスウェイツ氷河の下の部分で高さ300メートル、大きさがマンハッタン3分の2の穴を発見し、これを通じて南極を覆っている巨大な氷床の一部が予想より早く溶けていることを把握したと報じた。

南極大陸の西側のアムンゼン海に接する巨大なスウェイツ氷河の水面下の部分に生じたこの穴は、140億トンの氷が入る大きさだ。

米航空宇宙局(NASA)が主導した研究に参加した科学者らは、この3年間で氷河が溶けて穴が開き、穴に海水が入りスウェイツ氷河はさらに速く溶けて崩壊すると予測した。

ソース

この穴の発見によって、より早くスウェイツ氷河が融解していく可能性がでてきたのです。

スウェイツ氷河がすべて融ければ、世界の海水面を「61センチ以上」上昇させます。

そしてこのスウェイツ氷河を支えている周辺の氷河まで連鎖して融解すれば、世界の海水面を「2.44メートル」上昇させます。

赤い四角が、スウェイツ氷河です。

ソース

現在の海水面上昇の4%は、このスウェイツ氷河が原因です。

国連は世界の平均気温の上昇が、1.5度に到達するまで、後12年(2030年)しかないと警告していましたが、イギリス国立気象観測所は、後5年(2023年)で到達する可能性を指摘しています。

この5年間記録を更新してきた暑さは、今後の5年間も続くと予測される。

英国国立気象観測所は、今後5年間、産業化以前の平均より摂氏1度以上高い気温が続くと予測した。

また、平均気温が産業化以前の平均より摂氏1.5度以上高い年が5年内に現れる可能性もあると述べた。

温暖化の速度が、当初の科学者の予想を遥かに超えているのです。

アムンゼン海に接する6大氷河が、もう後戻りできない地点にまで来ているという論文が出たのが2014年です。

当時は、ソースの記事でもありますが、最短200年でスウェイツ氷河は融解し、海水面を61センチ上昇させると予測されていました。

スウェイツ氷河の融解は避けられないと見ている科学者も多く、しかもスウェイツ氷河単独で融解するわけではなく、ひとつの氷河の融解は、周辺に「連鎖」する。

南極大陸の氷河に「融解の連鎖」 海面上昇が加速か CNN

南極大陸の一部の氷河で「融解の連鎖」が起き、後退を食い止めるのは不可能な状態になっていることが、米航空宇宙局(NASA)と米カリフォルニア大学アーバイン校の共同研究で明らかになった。

これは2014年の記事です。

5年前の時点で、ポイント・オブ・ノーリターン、6大氷河は後戻りできない地点に来ていた。

太平洋側のアムンゼン海に面する6本の氷河の融解が従来の予想を上回るペースで進み、後戻りできない段階まで達していることが分かったという。

「ひとつの後退が次の後退を呼ぶ。連鎖は止められない」と、リグノット氏は説明する。

6本の氷河には、後退を遅らせる山や丘陵もない。

NASAによれば、アムンゼン海の海底は南極海のほかの領域に比べ、温かい海水を呼び込みやすい地形だという。

2013年のIPCCの最新の報告書でも、この6大氷河の融解はまったく考慮に入れられていません。

グリーンランドの氷の融解も「手遅れ」であり、西南極氷床のアムンゼン海に接する6大氷河の融解も「手遅れ」です。

そしてこの事実は、次の惨劇を引き寄せます。

昨日の記事です。

氷床融解で異常気象増加の恐れ、海流に「混乱」 研究 AFP

グリーンランドと南極の氷床が解けて海に流出した数十億トンもの水によって数十年もしないうちに異常気象が増加し、局地的に気候が不安定化する恐れがあると指摘する研究論文が6日、英科学誌ネイチャー(Nature)に発表された。

「われわれのモデルによると、この融氷水は海流に大きな混乱をもたらし、世界の温暖化の基準を変えることになる」

「われわれのシミュレーションで確認された大規模な変化は、異常気象の増加やより激しい頻繁な熱波をもたらす、さらに混沌(こんとん)とした気候の要因となっている」

論文によると、今世紀半ばまでに「グリーンランド氷床の融氷水は大西洋子午面循環を著しく混乱させる」といい、循環が減速している兆候はすでに表れているという。

海洋大循環の停止が、何をもたらすのかを、かつて記事にしたことがあります。

気候や気象が無茶苦茶になるのです。

海洋大循環の停止

ソース

海洋大循環の大西洋方面で、既にこの海洋大循環停止の兆候が出ているとあります。

海流に混乱とありますが、減速しているそうですね。

これが事実ならば、とんでもない事態が迫っていることになります。

やはり、一旦は世界の崩壊は避けられないのでしょうか。

諸神霊によれば、人類の60%が地獄に堕ちる可能性があるようですからね。

世界人口75億人の60%と言えば、「45億人」です。

これほどの規模を本気で浄化しようとすれば、やはり世界的規模ということになるのでしょうか。

短期的とはいえ、あまり想像したい未来ではないですね。

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コメント

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