進むも地獄、退くも地獄

家計調査5月分がでました。

ソース

消費支出は「マイナス1.1%」で3か月連続マイナスです。

エンゲル係数は「26.6%」であり、「25%」を超えて、悪化しています。

25%越え」は今年は2月と5月であり、1月、3月、4月は「25%」を下回っています。

営業毎旬報告もでました。

総資産は「432兆7600億円」であり、そのうち国債は「376兆4000億円」保有しています。

国債の内訳は長期国債が323兆円を超えてきています。

これだけの金融緩和をしても物価はマイナスです。

ソース

ほとんど物価に影響ありません。

コアCPIは「マイナス0.4%」であり、コアコアCPIも「0.6%」と低下傾向です。

では日銀が重視している日銀版新型コアは、どうでしょうか。

ソース

5月は「0.8%」と、こちらも低下傾向にあります。

異次元の金融緩和は、失敗と見て間違いありません。

今月の28日と29日に金融政策決定会合がありますが、日銀は物価上昇率2%の達成時期をまた後ずれさせることを検討しています。

もうグダグダですね。

2013年4月から開始した異次元緩和は、それから2年以内、すなわち2015年4月までにインフレ率2%を達成すると約束していたわけですが、それを後ずれさせ、2016年前半までとなり、それもできず、2016年後半までとなり、またまたできず2017年度中と、次々と日銀は達成時期を後ずれさせてきましたが、またしても後ずれさせることを検討している模様です。

黒田総裁の任期は2018年3月ですが、もう2%は無理だということであり、失敗と断定していいと思います。

2017年度中とは2017年4月~2018年3月までであり、それを更に後ずれさせるということは、黒田総裁の任期中は2%の目標達成を放棄したという意味にしか取れません。

円安・株高のアベノミクスも海外の報道を見ますと、もう失敗したと明確に認識されています。

ゼロヘッジもそう断定していました。

円高が101円台に進行しています。

金(ゴールド)も高騰しています。

ブレグジット後の高値「1355.60ドル」を昨日超え、「1360.15ドル」の新高値を付けています。

現在は1トロイオンス1350ドルを超えてきています。

ということはドル安であり、つまり円高傾向ということです。

ポンドも再び売られています。

ポンド/ドル

1.30」まで売られています。

「1.30」を割り、「1.2」レベルまで売られるかどうか。

ブレグジット(EU離脱)の影響を受け、金利を正常化したいアメリカの思惑が外れてきています。

12月や来年の米利上げの可能性は忘れよ、18年まで見送りと市場は予測 ブルームバーグ

カレンダーの2018年1月31日に丸印を付けよう。

次の米利上げは早くてもこの日になりそうだ。

今後のFOMCで利上げより利下げの可能性が高いと想定し始めている。

市場予想では、18年初めまでは利上げ確率は50%以下にとどまっており、18年10-12月(第4四半期)になるまで利上げを完全には織り込んでいない。

BMOキャピタル・マーケッツの債券ストラテジスト、アーロン・コーリ氏は、「市場は向こう数カ月の米利下げについて少なからぬ確率を織り込みつつある」と指摘。

「FOMCは現時点で身動きできない状況にあるため、市場は17年半ばまで実際に金利が引き上げられる可能性を織り込み始めてもいない」と付け加えた。

来年どころか再来年の2018年までFEDは利上げできないと市場は見ています。

むしろ利上げよりも利下げを織り込み始めています。

グラフを見ますと9月の利上げ確率は10%を切っており、7、8%になっています。

9月の金利据え置き確率は「70%」に達しています。

9月までの利下げ確率は「30%弱」にまで上昇しています。

市場は9月は利上げできず、据え置きと見ていますが、場合によっては利下げの可能性もある。

従って今月のFOMCも据え置きと見ていることになります。

日銀は新型コアも1%を割り、低下傾向にあり、コアCPIもマイナスですから当然、追加の金融緩和に乗り出さなければならないわけですが、打つ手がありません。

マイナス金利幅をこれ以上拡大すれば、金融機関の反発と怒りを招くと同時に、国債購入の増額もできず、せいぜいインパクトのないETFや不動産の増額しかなく、バーナンキ元FRB議長が提言した政策は、ヘリマネを除いてすべて打ち尽くしてしまいました。

もし黒田総裁が任期中に物価上昇率2%を達成しようとすれば、打つべき政策はヘリコプター・マネーしかありません。

コアCPIは1月、2月は「0.0%」であり、3月、4月、5月はマイナスであり、今年は一度も物価がプラスになったことがありません。

日銀版新型コアも1月~3月までは「1.1%」であり、4月、5月と下落基調ですから当然、追加の緩和をしなければならない。

もしこれで今月、金融政策を据え置けば打つ手がないことを暴露されてしまい、さりとて下手な金融緩和を打てば失望売りがまっている。

進むも地獄、退くも地獄であり、日銀は行き詰まっている。

行き詰まりを打開しようとすれば、ヘリコプター・マネーしかない。

しかしてこの政策を採用すれば、日本は終りです。

本当の「終りの始まり」となります。

神の体を拝み、物質を崇拝した者や国家はどうなるのか。

今月の金融政策決定会合を注視したいと思います。

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