経済

じわじわと広がる新型コロナ

タイ国際航空が破綻です。

コロンビアのアビアンカ航空に次ぐ破綻となっています。

タイ政府、タイ国際航空の更生手続き申請へ 救済計画を撤回 ロイター

タイ政府は国営のタイ国際航空(THAI.BK)について、当初予定していた救済計画を撤回し、破産法に基づく会社更生手続きの申請を計画している。

タイ政府は当初、救済する計画だったようですが、撤回しています。

米航空機大手ボーイングにも逆風が吹いています。

デルタ航空がボーイングから欧州エアバスに切り替えています。

デルタ航空、ボーイング777型機を年内に退役 トライシー

デルタ航空は、ボーイング777型機を年末までに退役させることを明らかにした。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けたもので、18機を退役させる。

今後は、エアバスA350-900型機を長距離路線の後継機として運航し、コストの低減を図る。

また米中貿易戦争でファーウェイに対する報復として中国は、ボーイングからの航空機の購入を停止する意向を表明しています。

中国、アップルなど「信頼できない実体」指定の用意=報道 朝日

中国は、華為技術(ファーウェイ)に対する米国の措置に対抗し、米企業を「信頼できない実体の一覧表」に加える用意がある。

中国が導入する可能性がある措置として、アップル、シスコシステムズ、クアルコムなどの米企業に対する調査開始や規制導入のほか、米航空機大手ボーイングからの購入停止などが挙げられるとしている。

ボーイングは災難続きです。

何かのバチでも当たったか?

あの世で高橋信次氏も述べておりましたが、

神は絶対人間にバチを与えません。

例えば私の写真に誰かがお小水をかけても、もちろん私としてはおもしろくないけれども、それでその人の腰にとり憑いてやろうとか、私もそこまで暇じゃありません。

ただ動物霊の場合は「けしからん、俺に失礼なことをした」と怒って、バチを与えようとする動物霊はいる。

高級霊の場合、まずそういったことはない。

バチとは自分自身の思うことと行うことの偏った想念と行為が作り出すものです。

なんて口先で言っておりましたが、うのみにすれば、また騙される。

話半分で聞いておいた方がいい。

確かに神ご自身はそうでしょうが、方便神の場合は違います。

悪因悪果の理法から言っていたのでしょうが、現実は違うということです。

色々な神霊が、様々に霊的な干渉を加えています。

5月のアメリカ・ニューヨーク連銀製造業景気指数が出てますが、予想のマイナス60.0を上回り「マイナス48.5」となっています。

ニューヨーク連銀製造業景気指数

とはいえここ数か月は、今まで見たこともない数字のオンパレードです。

5月の米ミシガン大学消費者信頼感指数も「73.7」と現金給付で気分が良くなったのか、多少上昇しています。

米ミシガン大学消費者信頼感指数

4月のアメリカの小売売上高も「マイナス16.4%」と統計を取り始めた1992年以降最大の下げ幅となっています。

アメリカ・小売売上高

自動車を除いた小売売上高は「マイナス17.2%」です。

アメリカの財政が急速に悪化しており、既に政府債務は「25兆ドル」を超えています。

U.S. national debt at record $25 trillion, budget deficit in April at $738 billion The Center Square

財政赤字も約3兆7,000億ドルに拡大し、2021会計年度に約2兆1,000億ドルまで達しますが、これもまた悪化していくはずです。

アメリカの歳出総額は4兆7,460億ドルであり、歳入総額は3兆6,450億ドルです。

この差額である財政赤字が、今年度は膨大に膨れ上がることになる。

セントルイス連邦準備銀行は最悪の予想をしており、アメリカの失業率は今後、世界大恐慌の時につけた「24.9%」を上回り「32%」に達すると予想しています。

コロナ不況は世界恐慌を上回る…さらなる現金給付に加えて「ニュー・ニューディール政策」を BI

2020年夏の失業率が史上最高レベルの32%に達するとの見通しを、セントルイス連邦準備銀行が示している。

2020年夏のアメリカでは、失業率が1930年代の世界恐慌時を上回るレベルに達するだろう。

「世界恐慌のピーク時でも、失業率は25%弱だった。

しかも、この数字に達するまでには数年かかっている。

もし(現在の)傾向が続くなら、今回は夏までにこの数字を突破するだろう」

そしてニュー・ニューディール政策のようなものを実施しなければ、経済が回復するのに10年か、あるいはそれ以上待たなければならなくなる、とあります。

全世界の国々でGDPが激減していくだろうと言っています。

今年の第3四半期には経済は急速に回復するというシナリオはよく聞きますが、マシュー・ジャクソン教授は10年かそれ以上かかると言っています。

またトランプ大統領もツイッターでその発言を怒っておりましたが、著名投資家スタン・ドラッケンミラー氏も、経済のV字回復など「ファンタジーだ」と発言しています。

Billionaire investor says quick recovery after lockdown is ‘a fantasy’ The Sydney Morning Herald

新型コロナの経済的影響は長期に渡って続き、多くの倒産につながる。

間違いであることを祈るが、V字回復というのは空想だと思う。

3兆ドルの景気刺激策も経済成長に拍車をかける可能性は低く、その流動性はゾンビ企業を延命させるだけだ。

財務省の国債発行による膨大な借り入れが、民間の経済を圧迫するため、その過剰流動性は間もなく縮小していく、と言っています。

この発言にトランプ大統領は怒っていたわけですが、これに反論するようにアメリカ経済は予想よりも早期に回復すると言っているのがゴールドマンサックスです。

ただし短期的には悪化することは避けられない。

ゴールドマンは、失業率を上方修正しています。

ゴールドマン、米失業率のピーク予想を25%に上方修正-従来15% ブルームバーグ

失業率のピークを25%と予測し、従来予想の15%から上方修正した。

ただ失業率はその後、年末には前回リセッション(景気後退)時のピーク並みの10%付近になる見通しだとした。

失業率が25%に達すれば、大恐慌のピーク時の記録とほぼ同水準となる。

4-6月(第2四半期)GDPを年率39%減と、従来予測の34%減から修正。

一方で、7-9月(第3四半期)GDPは29%増と、従来予測の19%増を上回る比較的急速な回復見通しを示した。

ADB(アジア開発銀行)は、今回の新型コロナによる世界経済の損失額を「940兆円」と試算しています。

新型コロナ拡大に伴う世界経済損失額、最大940兆円-ADBが試算 ブルームバーグ

アジア開発銀行(ADB)は15日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う世界の経済損失が最大8兆8000億ドル(約940兆円)に上る可能性があるとの試算を発表した。

これは世界の国内総生産(GDP)の約10%に相当する。

ADBが4月3日に公表したリポートでは、世界の経済損失額を最大4.1兆ドルと試算していた。

試算が倍化していますが、その940兆円のうち30%をアジア太平洋地域が占めます。

時間と共に試算は変化していくためそのままうのみにはできない。

コロナ感染第二波が来れば、この数字も飛躍的に変わります。

誰も実際のところは分からない。

この新型コロナウィルスは、未だ「謎のウィルス」であり、数百の変異を繰り返しています。

新型ウイルスに数百の変異、影響はいまだ不明=英米研究 BBC

新型コロナウイルスに何百もの変異が起きていることが、アメリカとイギリスの研究チームによって明らかになった。

しかし、流行の経緯やワクチンの効果にどう関係するかはまだ分かっていない。

ほんと不気味なウィルスです。

ワクチンは本当にできるのでしょうか。

英ユニヴァーシティー・コレッジ・ロンドン(UCL)で行われた研究では、新型ウイルスについて198種類の変異が確認された。

「今のところ、このウイルスの致死性や感染力に変化があるかどうかは断言できない」

変異によって別の種類のウィルスになるわけでもないようですが、致死性や感染力の変化までは分からないと言っています

新型コロナの世界での感染者数が、ついに「500万人」を超えました。

世界の新型コロナ感染者数、500万人突破 共同

世界の新型コロナウイルス感染症の累計感染者数が、21日に500万人の大台を突破した。

午後3時時点(協定世界時)で503万4,458人となり、死者数は32万9,186人に増加。

ワールドオーメーターの集計では、昨日の20日に500万人を突破していますが、ジョンズ・ホプキンス大学の数字がよく使用されるためにこれに合わせますと、以下のようになります。

4か月(4月2日/100万人) → 13日後(4月15日/200万人) → 12日後(4月27日/300万人) → 12日後(5月9日/400万人) → 12日後(5月21日/500万人)

感染拡大の中心は南米・アフリカに…世界の感染者、わずか12日間で100万人増 読売

新型コロナウイルスの世界の累計感染者数が9日(日本時間10日)、米ジョンズ・ホプキンス大学の集計で400万人を突破した。

300万人に達したのは4月27日で、わずか12日間で100万人増加した。

このWHOの記事を見ましても、新型コロナの感染は安定的というより、やや加速しているのです。

1日の感染者数、最多10万6000人に WHO「終息は程遠い」 BBC

世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイエスス事務局長は20日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)は終息には程遠く、1日当たりの感染者数はこれまでで最多となっていると警告した。

この日は24時間で10万6000人の感染が新たに確認された。

今までは1日の感染者は、8万人台だったはずですが、10万人以上となっています。

このペースですと10日で「106万人」となり、感染のスピードが上がっていることになる。

テドロス事務局長曰く、

「過去24時間で10万6000人の新たな感染例がWHOに報告された。

アウトブレイクが始まってから最大だ」

「このうち3分の2近くがたった4カ国から報告されている」

この4ヵ国とは、アメリカ、インド、ブラジル、ロシアです。

「パンデミックはまだまだ続くだろう」

WHOのマイク・ライアン医師は、トランプ大統領が服用しているヒドロキシクロロキンやクロロキンの使用に関して明確に反対を表明しています。

専門家が反対している薬をトランプ大統領は飲んでいる。

中々、ワイルドな大統領で。

アメリカは現在こうなっています。

ソース

カリフォルニア州やイリノイ州、あるいはマサチューセッツ州は、それぞれ単独で中国の感染者数を超えています。

こんなので経済活動を再開しています。

ワシントン大学も予測を更新していますが、8月4日の段階でも1日当たりの死者は「139名(8名~463名)」となっており、総死者数は「14万3357名(11万5378名~20万7364名)」と推測されている。

ワシントン大学

左上のトレンドタブです。

最大で死者は20万人を超えると予測しているわけですが、これは当初の予測である10万人~24万人の予想レンジに入っています。

これで感染第二波がくれば、この予測を大きく上回るかもしれません。

ブラジルは今週にもロシアを抜き、アメリカに次ぐ二番目の感染国になりそうです。

ブラジルの新型コロナ感染者急増止まらず、世界2位に迫る ロイター

ボルソナーロ大統領も「クロロキン」の使用を推進しています。

ブラジルの1日当たりの感染者数は2万人を超え、死者も恒常的に4桁に入る寸前です。

特にアマゾンでの感染者が飛躍的に増加しているようです。

南米の人口は4億2000万人であり、ブラジルはそのうちの約半分である2億1000万人の人口を抱えています。

6月初旬にはブラジル経済が崩壊する可能性を大臣が警告していました。

ブラジルがオーバーシュートすれば、世界経済にも甚大な影響を及ぼします。

アメリカ一国で世界経済がどうこうなるものでもない。

南半球のアフリカ大陸でも54ヵ国中、既にすべての国で感染が確認されています。

既にアフリカ全土が新型コロナに感染しているのです。

アフリカ全土で新型コロナウイルス感染確認 NHK

新型コロナウイルスの感染が世界で広がるなか、アフリカでは南部のレソトで1人の感染者が出て、これでアフリカ54か国すべてで感染が確認されました。

特に南アフリカは現在死者が「339名」ですが、これが今年中に「4万人超」にまで増加すると科学者が警告しています。

南アの新型ウイルス死者、年内4万人超の恐れ 科学者ら警告 BBC

南アフリカで、2020年末までに少なくとも4万人が新型コロナウイルスで死亡する可能性があると、同国の科学者グループが警告している。

南アフリカは今後数カ月で感染者数と死者数の急激な増加に見舞われる可能性があるという。

南半球にあるブラジルと南アフリカがオーバーシュートすれば、新型コロナも新たな局面を迎えます。

科学者は楽観的なシナリオで4万人と言っているのであり、悲観的シナリオでは4万5000人の死者が出ると予測しています。

最悪120万人が発症する、と。

「楽観的シナリオ」では、8月下旬までに感染者数は10万人近くに達し、11月までの累計の死者数は約4万人に上る可能性があるという。

「悲観的シナリオ」の場合は、感染者数は8月にピークに達し、約12万人に。11月までに合わせて約4万5000人が死亡する可能性があるという。

報告書はさらに、COVID-19発症者数が合わせて120万人に達する可能性があるとしている。

集中治療室は、数週間以内にひっ迫するおそれがあるという。

南アフリカ一国でこれですから、アフリカ全体ではどうなるのか予想もつきません。

インドもロックダウンしても感染は広がっておりますし、今後はこのアフリカ大陸、ブラジル、そしてインドが注視されてくるだろうと思う。

12億人のアフリカ大陸、4億2000万人の南米、そして13億人を抱えるインドです。

大体、30億人です。

ここはかなり感染拡大が目だっている地域です。

ここで新型コロナがオーバーシュートすれば、世界経済も長期の停滞に陥ると思う。

まるでハルマゲドンです。

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