国内

自画自賛症候群

近ごろ日本を覆う「自画自賛」症候群は何の表れか 東京新聞

ヘイト・スピーチ」と軌を一にしている症状なのでしょうが、要は自信を失っているのでしょうね。

上記の記事にはこうあります。

近ごろ、本屋に立ち寄ると、気恥ずかしくなる。

店頭に『日本人はこんなにすごい!』という『自画自賛本』が平積みにされているからだ。


「日本がつくる新たな世界秩序」

「世界の未来は日本次第」

「いよいよ、日本の時代がやってきた!」

「アジアの覇権国家『日本』の誕生」

「日本に敗れ世界から排除される中国」

「中国外交の大失敗」

帯はもっと凄いです。

「日本が世界を変える」

「日本大復活が始まった」

「世界の中で日本を仰ぎ見る国がどんどん増えている」

「中国・韓国は自滅の道をたどる」

「日本に屈した中国は内外の動乱により自滅する!」

「中国の夢は無残に砕け散った!」

よく自我の願望が出ている題だと思います。

筒井康隆氏の「日本以外全部沈没」を思い出しました。

世界は日本を尊敬し、拝むために存在していると信じているようです。

自分の国のことしか頭にないようです。

初めから全人類を救う気などはなかったようですね。

神我も中道もへったくれもヘチマもありません。

どこにも個人名もなければ、人間もなく、ただひたすら「日本」のみが存在するようです。

実に神道的な体主霊従ですが、一見、「ここは、北朝鮮だったのか」と錯覚しそうになりました。

かつてナチスと同盟を結んでいた訳も理解できそうです。

「愛国心とは愚か者が、振りかざす麻薬である」: オスカー・ワイルド

日本という国家を強調する時というのは、あの世であれこの世であれ、背後に独裁者とその集団が必ずいるものであり、日本ではなく、その日本を独裁的に支配している者たちへの奉仕を強要する時、愛国心は主張されます。

日本でもなければ、神の心でもなく、その独裁者の支配欲を満たし、尊敬欲・地位欲を満たさんとする時、独裁者は愛国心の麻薬を振りかざします。

日本国内で満たしている支配欲を、世界に対しても満たそうとする。

「世界の中で日本を仰ぎ見る国がどんどん増えている」

「中国・韓国は自滅の道をたどる」

自我の願望ですが、これは神道の願望そのものでしょう。

国民レベルでは、韓国人とも中国人とも仲良くしたいとみな思っているのです。

神道のように韓国人や中国人をそれほど敵視はしていないのです。

人間はみな本質は同じ神の子であり、楽しい時があれば笑うし、悲しい時があれば涙を流すものです。

イデオロギーの相違に関わらず、中国人も韓国人も両親が死ねば涙を流すし、おかしい時があれば笑うのです。

同じ人間なのです。

戦争なども御免こうむるというのが一般的感覚です。

その国民を敵視策によって扇動し、戦争に誘導しようとするのは、「いつか来た道」です。

第二次世界大戦の時もアジアにおいて中国人を、神道はよく狙っていました。

白村江の戦いを見ても豊臣秀吉の朝鮮出兵を見ても、昔からあそこを狙っているのですが、この国は昔からなのですね。

いつも背後にいるのは、神道です。

いつもこの霊系統は、支配欲を満たすためにみずから争いの原因を撒き、国民を犠牲にしている。

自分たちはあの世にいて絶対に地獄に行かない聖域におりますので、好き勝手できる。

神の心(幸福)と神の光(快楽)を完全にすり替えている。

だから自己都合になって神の体に支配され、金が悪だとか肉食が悪だとか物質を悪だと主張する「にせものの善」になる。

テクノロジー犯罪も同じ構図です。

今回の救世運動もこれで失敗したのです。

日本が衰退し、もともと他国から軽視される原因を作ったのは、日本マンセーを主張している方々なのですから、自分たちのせいで衰退しているのに、その衰退の原因をごまかし、何の関係もない国民を戦争や敵視に巻き込まないことです。

日本のためと言いながら、その日本が世界の盟主になるチャンスを逃したのは、ひとえに日本マンセーをしている方々が原因なわけですから、そういった方々が社会の上に立って、まともな人間の格好をして、ふんぞり返っている限り、はっきりと予言しておきますが、今後も消滅するまで衰退していくということです。

犯罪者の方々は、日本をどうこう言う前に、まず今までの負債を長い期間をかけて払っていかなければならない。

長い期間がかかるでしょうけれども、自分の犯した犯罪なのですから仕方がありません。

日本の世界盟主というのは、釈迦も言っていたと思いますが、もう「手遅れ」です。

この国を支配している神道が異常犯罪を犯しすぎたのです。

すべては自国中心のエゴイズムが原因です。

今回を逃せば日本が盟主になる機会は永遠に失われます。

これほどの天使が日本に生まれることは、もうありませんからあらゆる覇道を使ったのです。

蘇った鍵十字であり、他の神霊の動きは日本以外の動向を見れば分かると思いますが、今後もわかります。

これが神の意志です。

日本の国民はお気の毒だと思いますが、責任は神道にありますので他の神霊に文句を言わないように。

あなた方も見て見ぬ振りをしてきた罪があるわけであり、その罪はその者に応じて払っていくことになるでしょう。

次の未来世界は「神約民主論」によってのみ創造され、「神の絶対的権威の確立」によってのみ全人類は一つとなります。

これは1991年から霊天上界で決定していることであり、変更は今もってありません。

水平線の法」と「全人類救済法則」並びに「神約民主論」を超えた政治体制や善悪の普遍的価値基準は、東洋でも西洋でも、この20年以上出てこなかったからです。

これが世界の盟主を作ると同時に全世界を神の御心に導いていきます。

神の心の編纂を「法の編纂」と言いますけれども、これはお釈迦様がやられるのが一番いいのですが、できなければ私がやります。

ゼウス神と仏陀の霊天上界での意図と法は当サイトも編纂していきます。

自画自賛症候群を患っているのは、自信喪失のあらわれと捉えている者もいれば、他国に対する隠れた優越意識のあらわれと見る人もいるようです。

山田五郎氏が東京国際映画祭のコピーにみる「日本スゴい」に皮肉

ここでは次のように言っています。

「あらゆる分野で『スゴイ』だとか『誇りを持とう』とか、そういう自画自賛が目に余る状況になってきていると思う」

「根拠のない自画自賛は、恥ずかしいを通り越してイタイですし、たんにイタイだけじゃなく、ますます自分をダメにしていく麻薬なわけですよ」

「右翼とか左翼とか、イデオロギーの問題ではなくて、たんに国が衰退している証拠なんだと思うんですよ」

他の神霊もそれを意図しているようですから、その通りなのでしょう。

繊維・鉄鋼・造船・電化製品等々、ほとんど神道が敵視している国に抜かれています。

一般の反応を見ても、衰退しているという自覚はあるようです。

http://newskenm.blog.fc2.com/blog-entry-21398.html?pc

「個人的には、日本が良かった探しを始めてるのはいいことだと思うんだよね。

それって既に追い抜かされているって自覚がある証拠だから。

一昔前は、『まだ勝ってる』『技術力では上』とか現状認識できてない奴も多かったからね。

負けを認めつつ矜持は捨ててない現状は状態としてはそう悪くないと思う」

「『まだ勝ってる』部分さえ無くなったからこうなったんだろ。

必死に『まだ勝ってる』部分を洗いざらい探した結果が『ハイテク便器』や『変態』なんよ。」

「現実から逃げてるだけだよ。

日本がこういうことするときは本当にやばくなった証拠」

「戦前、バブル期・・

日本で自賛が増えた時代は、その後に必ず悲惨な結末になる法則」

テレビは見ないのでよく知りませんでしたが、番組でも自画自賛番組が多いそうです。

日本人の日本人はすごい!!自画自賛なんなの?  気持ち悪いよ 勘違い乙だよ

安倍首相の自画自賛は有名ですが、国民レベルでも自画自賛しているそうです。

日本はとてつもない国」、「日本の底力」は凄いと言っていた方もいましたね。

ここでも個人名がなく、人が見えない。

自分で自分を褒めるというのも、何ともみっともない気もしますが、

「日本は凄い!」

「日本は偉い!」

「日本は強い!」

「世界はみんな日本に嫉妬している」

「世界は日本を仰ぎ見ている」

「日本は世界から尊敬され、うらやましがられている」

「世界はみんな日本にあこがれている」

中国や韓国に多少抜かれたって、

「大丈夫!、まだハイテク便器では勝っている」

「日本のハイテク便器は、世界1ィー」

「日本は便器で世界1ィー、私は神理で世界1ィー」

もちろん冗談のつもりですが・・・。

神道永遠の敵国条項に入っている「中国」でも見透かされています。

「自画自賛症候群」が日本を覆う、日本は世界から愛されている!?―中国紙

中国や韓国などの隣国の急速な台頭を背景に、『アジアナンバーワン』との自信を保つためで、『自画自賛症候群』を患っているとの声が上がっている。

新潟青陵大学大学院の碓井真史教授は『日本が圧倒的な経済力と技術力を誇っていた時代には謙虚さがあったが、大震災や原発、韓国・中国の台頭で余裕がなくなった』と分析した。

中国と韓国が台頭したぐらいで余裕がなくなり、失われる自信とは何でしょう。
何を基準に自信をもっているのでしょうか?

学歴でしょうか?

地位でしょうか?

経歴でしょうか?

あるいは富の多寡でしょうか?

中国や韓国の台頭ぐらいで失われる自信とは、富の多寡を基準とした国際的なステータスなのでしょう。

あるいは国際的な影響力、すなわち「力」なのでしょう。

自信を取り戻すならば、当然、今まで通り富を基準にし、ステータスを基準にして生きていこうとするのでしょう。

随分と危険で迷惑で野蛮な性質です。

神理の世界は、そういった世界に属していない。

この記事では「追い越される、ないがしろにされるという恐怖感から、日本人は自分たちの長所を見つけ、アジアナンバーワンの自信を維持しようとしている」と結んでいます。

日月神示では

同じこと二度、繰り返す仕組み。よく心にたたみておいてくれよ。同じこと二度

という予言があります。

日本は凄い」の自画自賛本は、昭和8年(1933年)から昭和9年(1934年)にかけて乱発された歴史があります。

それから3年後に日中戦争が起こり、1945年の敗戦に至るまで悲惨な歴史となり、またアジアに深い爪痕を残しました。

自画自賛本は、安倍政権を見ましても、戦争への地ならしかもしれないのです。

後5年から遅くとも10年以内には、中国はアメリカを単独で超えます。

世界のパワーバランスが変わってきます。

東洋は、ほぼ決まっていると思いますが、残るは西洋のみです。

日本がまた中国との戦争を画策しているとしたら大間違いであり、その結果も日月神示では、既に予言されています。

日本は負けたようになって勝ち、また負けたようになって、最後には勝つのであるぞ

第二次世界大戦で負け、戦後高度経済成長によって勝ち、そしてまた負けると予言されています。

最後は「神一厘の秘策」で勝利する予定だそうですが、少なくともそれまでは負けると予言されているのです。

この予言から言えば、中国と戦争すれば負けます。

神道は神理と悟り以外で勝利することはできない。

その神理で負けたのであれば、あらゆる覇道をすべて使ったのですから、甘えたことを言ってはいけません。

神道が選択した通りの最後となる。

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