気候変動

地球温暖化の発見 1

オーストラリアも豪快に焼かれていますが、トランプ大統領もスロベニアで焼かれています。

見事に灰になっています。

アメリカの中東政策に対する反発が背景にあるようです。

オーストラリアの山火事も10万平方キロ以上の焼失面積となっていますが、北海道の面積(8万3424平方キロ)を超え、ポルトガルの国土面積(9万2210平方キロ)を超え、韓国の国土面積(10万0200平方キロ)をも超えて燃え広がっています。

まさに国ごと焼かれているイメージです。

住宅も「2000棟以上」が全壊し、死者も増加しているようです。

二つの大規模火災が合流するメガ火災も再び発生しており、多くの山火事が制御不能に陥っています。

雨ごいをするしか効果的な策はなさそうです。

どさくさにまぎれてフェイク・ニュースも大規模に垂れ流されています。

豪で「メガ火災」発生 強風で森林火災同士が合体 AFP

専門家らによると、森林火災を受け、インターネット上では偽情報の拡散が同国史上「前代未聞」の規模で活発化している。

特に「#arsonemergency(放火緊急事態)」というハッシュタグが急速に拡散し、世界各国の保守寄りの新聞やウェブサイト、政治家らは火災の原因が気候変動や干ばつ、記録的な高温ではなく放火にあるとの説を唱えている。

煽っているのは温暖化懐疑論者でしょうね。

このスケールの山火事の原因が放火であるというフェイク・ニュースを新聞やウェブサイトで流しているそうです。

これだけの高気温と乾燥状態ですから、ほんの少しのきっかけがあれば山火事にはなるのでしょうが、放火というのもね。

タバコの消し忘れだの夏ですからキャンプ中の火の不始末であるだの、色々と原因はあるのでしょうが、意図的な放火ならば、明らかに犯罪です。

ただここまで拡大しているのは、明らかに温暖化による高気温と乾燥、少雨に強風でしょうから、気候変動がこの規模の火災を招いている原因と言ってもいいでしょうね。

インド洋ダイポールモード現象によって乾いた大気が上空からオーストラリアに吹き付けているようです。

ちなみに日本の暖冬の原因もこのダイポール・イベントが原因と言われています。

そして暖冬開けには、巨大地震が待っている、と。

地球温暖化ですが、最近知ったのですが、裁判沙汰にもなっていたようです。

地球温暖化懐疑論批判

あまりにももっともらしい言動で、いい加減な説をまき散らすので、有志の方が温暖化懐疑論者に反論しているPDFです。

プロの反論ですから至極真っ当です。

このPDFを巡って法廷闘争にまで発展しています。

地球温暖化懐疑論者である槌田敦氏が、このPDFで東京大学に名誉を棄損されたとして訴えています。

懐疑論者の中には武田邦彦氏の名前も見えますが、裁判では従軍慰安婦の裁判、南京大虐殺の裁判、百人斬り訴訟と同様いつものごとく懐疑論者が敗訴しています。

槌田敦敗訴! 静かなる細き声

槌田敦氏の裁判関連のサイトまであります。

東京大学による名誉毀損事件

神道系は裁判でいつも負けています。

もっともらしい屁理屈で洗脳をやめないからです。

だから客観的な判断をされると、いつも裁判で負けることになる。

今でも歴史戦などと言って無謀で愚かな歴史のねつ造を画策しています。

南京事件はなかった、従軍慰安婦はなかった、温暖化はでっち上げ、月着陸もなかった等々、言えばきりがありませんが、勝手にやってもらうしかありません。

この霊系統は矯正不能です。

しかし中には怒っている人も当然いるわけです。

最高裁で温暖化懐疑論が敗訴 マスコミは謝罪すべきで

正式な国際機関(IPCC)から「CO2が地球温暖化の主な原因である」と発表しているにもかかわらず、日本の多くのマスコミは、一方だけの報道では公平性を欠くとして、個人的な意見にすぎない「温暖化懐疑論」を報道し続けてきました。

その結果、国民は混乱し、日本の温暖化対策は停滞してしまいました。

この「温暖化懐疑論」は最近、司法でも事件として争われましたが、「事実であることの証明がある」という明快な理由で懐疑論者の敗訴が確定しました。

何でも主流に逆らっていれば、その主流と対等に見える、これを狙っているのです。

ほんと幼稚な発想です。

ホッケースティック曲線でも、アメリカの懐疑論者の尻馬に乗って、さんざんねつ造だの改ざんだの喚いていましたが、今でもそれを鵜呑みにしている人がいて驚きます。

アメリカでも同様だったようであり、ホッケースティック曲線にケチをつけ、批判をする者が多かったために下院エネルギー商業委員会が、2005年決着をつけざるを得なくなり、公正な審判を余儀なくされています。

そのホッケースティック曲線に対する公正な審判を下す役割を与えられたのが、全米科学アカデミー会長のラルフ・シセロン氏でした。

学術論文に評価を下すことはアカデミーの役割ではないわけですが、やらざるを得なくなったのです。

シセロン氏は、ジェラルド・ノース氏を議長とする「過去2000年における表面温度の再現」に関する専門委員会を設置しました。

しかして実質的にこの専門委員会の議論の中心はホッケースティック曲線でした。

多数の科学者が委員会に呼ばれ、プレゼンテーションを行いました。

そして数か月で130ページの報告書がまとめられ、そこにはこう書かれていました。

マンらの基本的な結論(1998年と1999年の論文)は、大規模な表面温度の追加的再現結果と様々な地域的気候代替データの顕著な変化から支持できる。

顕著な変化は、多くの事例において、少なくとも過去2000年間では前例のないものである。

従って北半球では、20世紀最後の数十年間が、これに先立つ1000年間における比較可能な、どの期間よりも温暖であったということは信頼できそうである。

この結論によってマイケル・マン氏、マルコム・ヒューズ氏、レイモンド・ブラッドレー氏の3名の名誉は回復されました。

ほとんどの主要紙、テレビ局、そして科学雑誌が地球温暖化の主張を支持したのです。

それでもしつこい温暖化懐疑論者はいるものであり、ジョー・バートン議員は、更にエドワード・ウェーグマンを使って、あくまでホッケースティック曲線にケチをつけようとしましたが、そのねつ造や改ざんぶりが酷く、自滅していきます。

ホッケースティック曲線は防弾仕様となっているそうであり、データを単純に平均しただけでも、ホッケースティック曲線と同じ結論が得られる。

データをいくら操作してみても、吹き飛ばすことはできない。

懐疑論者の標的とされたホッケースティック曲線ですが、「トリック」、「下落を隠した」と記載されているメールについても当事者はこう言っています。

「マイク・マンの『ネイチャー』誌のトリックを使って、それぞれのデータ系列に過去20年間(1981年以降)の実際の温度測定をつなぐことを完了した。

キース・ブリファのデータについても、(年輪のデータから復元された気温の)下降傾向を隠すために1961年以降に対してやった。」

メールを受け取った方としては、特に大したことではない。

当時、再現された気温変化の記録は大体1980年で終わっていたから、1981年以降については最近の機器測定の記録を用いた、と単に述べているだけだ。

その時期までの古気候データは機器による観測データと非常によく合っていたから、その後の20年間について実際の機器測定記録を当てはめることは合理的な判断だ。

唯一の例外は、高緯度で標高の高いところから取得した年輪のデータだ。

ここ数十年間、年輪データが気温をなぞらなくなってしまったので、気温の変化を示すものとしては参考にならなくなってしまった。

なぜそうなってしまったかは、明らかではない。『地球温暖化バッシング』

「トリック」や「下落を隠す」という言葉に悪い意図は一切ない。

というのも「下落を隠す」というが、実は隠されていたものではなく、ホッケースティック曲線を出す数年前から既に年輪のデータが実際の気温をなぞらなくなっていたことは問題になっており、その点に関する論文もいくつか書かれており、多くの科学者が既に知っていたことだからです。

だから隠していたわけでもない。

ブラッドレー氏は、原因は明らかではないが、最近の温暖化で空気が乾燥し、木が水分ストレスに、より敏感になってしまったのかもしれない。

あるいは、人為起源の微粒子汚染が、特定地域の光合成活動を抑制するようになったのかもしれない、と言っています。

そして理由が何であれ、年輪のデータが実際の気温をなぞらなくなった問題に関してキース・ブリファ指揮下のCRUの研究者は、この問題を解決するために、多くの論文を発表している。

従ってこれを隠蔽だという告発は全く正しくない、と述べています。

ホッケースティック曲線は、古気候学における重要な一つの成果であり、後の研究によって判明した詳細な気温の変動幅も、実に最初のホッケースティック曲線に描かれていた「灰色の変動幅」の範囲にほとんど入っていた。

地球温暖化の人為起源説も、スペンサー・ワート氏の『温暖化の発見とは何か』を読んだことがありますが、実に多くの科学者が、数多くの研究分野の成果を積み重ねて、どう人為起源説の結論に到達していったか、その科学史が書かれています。

地球温暖化は、単に一人の科学者によって発見されたのではない。

実に多くの科学者によって発見されたのだ、と言っています。

初めはほとんどの科学者が温暖化に関して懐疑的であったことが分かります。

これはブラッドレー氏もそうですが、初めから人為起源説を信奉していたわけではないのと同じです。

その温暖化への懐疑性は当時、その原因や理由が分からなかったためです。

二酸化炭素が、地球の気温を変化させるなど、初めはどの科学者も誰も信じていなかったのです。

それが小さい発見、大きい発見と積み重ねていくうちに徐々に温暖化の可能性から確信に至ります。

アレニウスもカレンダーも、はじめは肥料効果といって二酸化炭素は植物に肥料をやることであり、気温も暖かくなるのだから地球温暖化は良いことだ、と思っていたのです。

それが徐々に軽い懸念から、深刻な事態を招くという結論を確信していくのです。

この点は、いずれまた書こうと思う。

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