ホイットニー文書

ホイットニー・ノート

これは昭和天皇が、敗戦時に「命乞い」をした文書として有名です。

米国国立公文書館所蔵の文書であり、1978年に機密解除されています。

日本人の封建的特徴の一つは、進んで人に従おうとする性格にあり、日本人はアメリカ人のように自分で考える訓練を受けていない。

天皇の名の下に、そう徹底的に教育したのは自分なわけですが、その責任感がなく、まるで他人事のように語っています。

「平均的日本人は、自分の親戚はその利益を追求すべき友人とみなし、他の人間はその利益を考慮するに値しない敵と考えている」

ここでは日本人を分析している部分ですが、日本人は利益によって生き、利益によって連帯し、それ以外の者は敵とみなす性格であると言っています。

随分と危険な性格ですが、昭和天皇は日本人をそう見ていた。

「私は神道を宗教とは考えていない。

それは儀式に過ぎず、合衆国では甚だ過大評価されてきたと考えている」

昭和天皇自身が神道を宗教、すなわち「神の道」と見ていないという驚くべき発言をしています。

では「天皇万歳」と言って散華した人たちは、何のために死んでいったというのでしょうか?

バンザイ・クリフで投身自殺をし、海でサメに喰われて死んでいった人たちは?

強制的に神風特攻隊に任命され、拒否することも許されず、片道分のみの燃料を積んで敵艦隊に命もろとも特攻して死んでいった人たちは?

アッツ島・ビアク島・ペリリュー島・レイテ島・グアム島・硫黄島・サイパン島・ツラギ島・アンガウル島・ニューギニアのブナとゴナで玉砕していった人たちは?

東京大空襲・長崎・広島の発進島として有名なテニアン島の玉砕もありました。

あるいはガダルカナル島で餓死していった人たちは?

生きて虜囚の辱めを受けず」と教育されていたため、連合国に降伏し、投降することそのものを禁じられ、塹壕の中で生きたまま火炎放射器で焼かれたり、生き埋めにされた人たちは?

宗教ではないというならば、神の心でも何でもないわけです。

一体、彼らは何のために死んでいったというのでしょうか?

あるいは昭和天皇自身は何を目的に、あの戦争を行ったのでしょう?

理解に苦しみます。

「神道を奉じる分子とその同調者は反米的なので警戒を要すると考えている」

昭和天皇自身が、「神道」は危険だから警戒した方がいいと言っています。

ここでもまるで他人事のような言い草です。

「私は、マッカーサー元帥と元帥の行っていることにたいへん大きな感銘を受けている」

そしてご機嫌取りをしています。

「天皇裕仁のこの言い草には唖然,呆然とするしかない。

それにしても,何という言い草か。

自国民310万人の命を奪い、2000万人以上に上るアジアの人たちを殺した侵略戦争の最高責任者としての自覚がないばかりか,戦後に至って尚国民を売り渡し,形振りかまわぬ自己保身に終始している余りにもおぞましい姿がこの文書から読み取れる。

このような男の影響下にあった者たちが、いまもあの戦争を侵略戦争ではないと言い張り、侵略殺人を正当化する暴言を吐き続けている破廉恥行為は当然と言えばいえる。

家族を殺された者にとっては遣り切れない、許し難いことである。」:アメリカ側の評価

「琉球諸島の将来に関する日本の天皇の見解」を主題とする在東京・合衆国対日政治顧問からの1947年9月22日付通信第1293号への同封文書

ここでマッカーサー元帥当てに沖縄を、25年から50年、あるいはそれ以上ご利用下さいと言っています。

沖縄県公文書館

ここでも「天皇メッセージ」として、

「米国による琉球諸島の軍事占領の継続を望む」

とあります。

当時は皇太子ですが、今上天皇を「Jimmy(ジミー)」と名付けた家庭教師・ヴァイニング夫人は、「Windows for the Crown Prince: Akihito of Japan」と言う自叙伝において「皇太子はクリスチャンになった」と書き、ベストセラーになりました。

日本語訳「皇太子の窓」は絶版です。

「天皇はキリスト教への改宗を求めてきた。

天皇のキリスト教への改宗を許可することを幾分か考えたが、その実現にはかなりの検討を要する。」(米海軍長官ジェームズ・フォレスタルの1946年7月10日付日記より)

どうも天皇一族は、当時「キリスト教徒」になってまで、戦犯から逃れようとしていたようです。

これで下記の意味が通じてきます。

「裕仁天皇一人のために,310万人の日本人が犠牲になり,若者を特殊攻撃で生贄にさせた責任感が皆無で,自分はクリスチャンになる用意がある。

日本の国教にしてもいいと命乞いをした天皇。

キリスト者になったとヴァイニング女史を騙した皇太子。

『クリスチャンになっても良い』と言った天皇をマッカーサーが死刑にできるはずがない。

この蛇のような賢さは、良心の問題は別として世界に誇れる賢さである。」

「マッカーサーに会いに行ったとき『自分はどうなってもいい。(から)国民を助けてくれ』といったというおよそ見え透いた大嘘を、当時の学者たちに捏造させたこと『御聖徳』。

もし本当にそういったのであれば、その時点でおそらく彼には二つの選択があったはずである。

① 即刻自決

② 自ら戦犯に名乗り出て、部下の放免を申し出る。

ところが実際はどうか?

東京裁判で部下がまさに処刑されんとするなか自分はいい気になって『行幸』とやらで有頂天。」

これはネットで言われていることですが、読んだことはあるけれども、よく意味が分からなかった部分です。

『イエスの時―米大統領付日本人通訳官の半生』コーネリアス・K. 飯田 (著)

これは昭和天皇を擁護したプロパガンダ本です。

ここにはマッカーサーと謁見した裕仁天皇が「すべてが朕の責任」と述べたことが書かれています。

ところが90年代以降,機密解除された米国公文書館の保存文書等で否定され、過去に謬説であったことが分かっています。

自分はどうなってもいい(から)国民を助けてくれ」という「御聖徳」を捏造としているのは、恐らくこのことを言っているのではないかと思われます。

国体護持のために沖縄を使い、御聖徳を捏造し、キリスト教徒になってまで戦犯から逃れようとした。

なりふり構わぬ自己保身が伺えます。

しかして元首がキリスト教徒になるということは、国家そのものを売り渡し、自己保身ができたとしても、戦争で死んでいった国民を裏切ったことにはならないのでしょうか?

ホイットニー文書」では、それを考えさせられました。

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