GLAと幸福の科学 13

救世の母体」の問題は、要は過去、誰もその模範を実践しておりませんので前例が全くない。

ただ言えることは「救世の母体」というのは、如来の悟りが最低限必要であり、菩薩では「救世の母体」を作りえないというのは言えます。

菩薩が「救世の母体」を造ろうとすれば、堕地獄となります。

基本は実在論です。

統一と矛盾は一実在の両方面であり、統一がなくなれば矛盾もなくなり、矛盾がなくなれば、また統一もなくなる。

統一即矛盾であり、統一と矛盾は一実在の両方面 : 西田幾多郎

生命が統一であり、物質が矛盾です。

生命即物質で生命と物質は一実在の両方面。

正義が統一であり、利益や国益は矛盾です。

正義即利益、正義即国益で正義と国益は一実在の両方面であり、切ったら実在とはならず、自我となる。

神の心が統一であり、神の体が矛盾です。

神の心即神の体で神の心と神の体は一実在の両方面です。

神の正義でなければ、本当の神の利益や国益は現象化せず、神の利益でなければ、また神の正義もあらわれない。

正義がなくなれば、利益もなくなり、利益がなくなれば、また正義もなくなる。

統一がなくなれば、矛盾もなくなり、矛盾がなくなれば、また統一もなくなる。

恣意を排して、事物や対象をそこにある通り、その通りに認識できればそれが「悟り」です。

正義に基づかない利益と国益は「悪魔の軍隊」であり、正義は失われて世界の腐敗のみがあらわれる。

これをヘーゲルは、かつて「腐った実存」と言い、歴史の全過程で過ぎ去り、なくなり、失われていくと言った。

神の正義の欠如した利益と国益は、「腐った実存」であり、「悪魔の軍隊」であり、本物の利益ではなく、「偽物の利益」であり、これが世界腐敗の原因の一つです。

西田哲学でいう「統一即矛盾」における「矛盾」は利益や快楽のことを指しておりますが、これは現代人が追っている「偽物の利益」のことを指しているわけではない。

本物の利益」のことを指して、これを「矛盾」と言い、神理の統一と矛盾は、統一即矛盾で統一と矛盾は一実在の両方面と言っている。

本物の利益」も「偽物の利益」も共通点は、それのみを追えば社会と世界に無限の矛盾と対立があらわれるという点は共通しています。

双方の相違をあげれば、「本物の利益」は神の心に基づいてしか現象化しませんので神理と一体ですから、これを「神の繁栄」と言います。

偽物の利益」の方は、神の心や正義と基本的に関係ありませんので世界に腐敗しかあらわさない。

現代社会がこれです。

偽物の利益」を追っているということです。

西田哲学で説かれる統一即矛盾とは、「偽物の利益」がもたらす矛盾を指しているのではなく、本物の神理と本物の利益は一つであり、本物の神理が統一であり、本物の利益が矛盾であり、この統一と矛盾は統一即矛盾で一実在の両方面と言っている。

ちなみに西田哲学で説かれる「平等」と「差別」も一般が認識しているところの「平等」と「差別」ではない。

これも「本物の利益」と同様、本物の平等と本物の差別を指し、これを平等即差別と言っている。

実在の根本的方式は一なると共に多、多なると共に一、平等の中に差別を具し、差別の中に平等を具するのである : 西田幾多郎

平等即差別が実在の根本的方式であるが、どちらも真の平等と差別を指して実在の永遠の方式を読み解いている。

一般的に語られる平等と差別は、すべて物質にすり替えられた平等と差別を平等と差別と認識しています。

西田哲学は、そういった意味での平等即差別を言っているのではない。

人類は「偽物の利益」を追っているが如く、「偽物の平等」と「偽物の差別」を平等だとか差別だとか認識している。

これが悟り不足であり、霊的未熟です。

そう認識している者達は、西田哲学を読んでも、その最奥の哲学を決して理解できません。

偽物の利益」を追っている者が、「神の繁栄」を決して理解できないように、偽物の平等と差別を認識している者は、本当の平等と差別を認識できないのとこれは同じです。

現代人が追っている「偽物の利益」は世界腐敗しかもたらさないために、「神の繁栄」を理解することはできない。

偽物の利益」ではなく、「本物の利益」を理解し始めた時、「神の繁栄」の意味が分かる。

本物の利益」は、「本物の神理」と不可分であり、西田哲学はこれを言っている。

本物の神理」を統一とし、「本物の利益」を矛盾とし、この統一と矛盾は一つであり、一実在の両方面と説かれている。

利益や矛盾という同じ言葉を使用していても、この利益を「偽物の利益」とすり替えて読めば、西田哲学を読み誤ると同時に、理解もできない。

西田哲学では統一と矛盾の実在を捉えて統一即矛盾と言っている。

俗に宗教でよく言われる「神の繁栄」なるものは、この西田哲学における実在論の実践的展開を言う。

既存の宗教家が、よく「神の繁栄」を語るが、彼らは何も知らない。

繁栄の神学を語る者もいるが、彼らは「神の繁栄」の理念を知らない。

彼らは「偽物の利益」の繁栄のことを言っている。

西田哲学では、そういった嘘は説かれていない。

西田博士は知っていた、というより悟られていた。

神の繁栄」も「神の国」も「仏国土」も「全人類幸福化運動」も「多次元世界」も「三千世界の根源的改造」も、すべてはこの世界に編まれている基本の実在論を悟らずして創造することはできない。

ヘーゲル哲学と西田哲学を避けて通ることはできず、確かに独自で悟られる方もいるかもしれませんが、見たところこれを悟って「仏国土」だの「神の繁栄」だの「神の国」だの主張している者は見たことがありません。

過去もいません。

みな知らないということです。

これがゼウス神の庇護の下、説かれていくであろう。

本人も述べておられましたが、西田博士が出られたのは、今後の思想世界を広げていくためであり、その礎を築いてくれた方です。

彼のおかげで、かつての宗教家や哲学者が分からず、悟れなかった「神の繁栄や仏国土の造り方」、あるいは実在論やその他多くのことが理解されてくる。

明らかに一時代を画した哲学者であり、まさに前後裁断の哲学です。

西田哲学の前と後では時代が断ち切られている。

西田哲学の前では分からなかった多くのことが、西田哲学以後理解できるようになった。

一人残らずの人類救済法則も、西田哲学の宗教的応用に過ぎない。

かつてキリストが悟っていなかった一人残らずの全人類救済法則も西田哲学以降、理解できるようになった。

神約民主論」も、実は西田博士が導いてくれた思想です。

当初は、自由と平等を切って無関係にそれぞれを探求していたのですが、自由を徹底的に探究していくと神の存在に行き着いた。

別個で平等も探究しておりましたが、徹底的に探究すると神の存在に行き着きました。

私の中では自由と平等はバラバラに認識されていたわけですが、今でも覚えていますが、右肩の方からゆっくりと西田博士が降りてきて、何かニコニコと嬉しそうに笑っていた。

そして彼はこう導いたのです。

お前の中ではバラバラのようだが、お前の探究してきた自由と平等を結びつけてごらん」、と。

そこでハッと気づいた。

自由と平等には神の存在という共通点があり、この自由と平等の二大概念は、まさに民主主義の概念です。

この時、民主主義を進化させたことに気づいた。

おかげで全世界で、既に過半数を超えている民主主義の進化体制が生まれた。

ある意味、社会主義も進化させたかもしれない。

これで自由と平等も救われ、民主主義も進化させることができる。

こういう風に偉大な方々のご指導を得て、人間は偉大な思想や哲学を説くことができる。

その導きはすべて霊天上界から降りてくる。

今回はこれをはっきりとさせなければならないでしょうね。

これは今後も永遠に変わらないからです。

ニュートンの古典力学もアインシュタイン博士の相対性理論もすべて演繹法であり、天下るインスピレーションから来ている。

経済でも同じです。

売れるような良い製品は、すべてインスピレーションという形で心に啓示されてくる。

インスピレーションなくば古典力学はなく、相対性理論もなく、経済の繁栄もなく、学問や哲学の発達もない。

そのすべてのインスピレーションの源を霊天上界と言う。

無神論や霊天上界の否定など全く愚かとしか言いようがない。

その啓示と言う名のインスピレーションを偶然というならば、その偶然によって古典力学ができ、その偶然によって相対性理論が編み出され、その偶然によって科学が発達してきたと思うのでしょうか。

すべてが「偶然」である、と。

偶然、経済的インスピレーションが降りて偶然、経済的に豊かになり、偶然、音楽や絵画のインスピレーションが降り、その神の美が偶然、我々の心を豊かにしてきたと言うのでしょうか。

無神論や霊天上界の否定などまったく愚かとしか言い様がない。

すべてのインスピレーションの座標軸を明確にすること。

偶然、インスピレーションは降りるのではなく、霊天上界の位置から降りてくる。

政治、経済、哲学、科学、学問、医学、芸術、教育、宗教、これらすべてのインスピレーションは霊天上界から降りてくる。

霊天上界なくしてこの世は、何も発達しない。

天下るインスピレーションなくして学問も科学も哲学も教育も芸術も政治も経済も医学も何も発達することはない。
従ってこの地上界を衰退させたければ、人類に天下るインスピレーションの質と量を制限し、抑制すればいい。

その文明と世界は、必ず衰退していく。

逆から言えばこの地上界を繁栄させたければ、人類各人の生命に天下るインスピレーションの質と量を増加させればいい。

霊天上界の啓示は無限であり、渦巻いている。

これが降りるだけの生命、受け入れるだけの器、認識力の増加を教育によってその生命を造ればいい。

実は宗教では、これを「悟り」と言う。

随分、それましたが「救世の母体」については、またの機会にします。

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