気候変動

激化していく気候変動

心が洗われる映像です。

シーライオンの群れにウミネコ、そしてクジラのドローン映像です。

場所はカリフォルニアのセントラル・コーストです。

今週も世界的に洪水と寒波、竜巻と噴火が多く見られました。

6月と7月に大噴火をし、死者約200名、行方不明者約235名を出した、中米グアテマラのフエゴ火山が、11月18日に再び噴火を開始しました。

こちらは19日、深夜の噴火です。

4000人が避難しています。

Thousands flee as Guatemala’s Fuego volcano erupts BBC

今年も甚大な犠牲を出した噴火ですから要警戒です。

ハイチでも深刻な洪水です。

プラスチックごみが大量に川のように流れています。

アメリカでも東海岸では、シベリアからの寒気が流れ込み、冬将軍となっています。

ニューヨークではマイナス7度を記録しています。

今週の報道で目立ったのは、イタリアであり19日、アレッツォではこうなっています。

ソース

またイタリアのカンパニア州サレルノでは19日、巨大なウォーター・スパウト(水上竜巻)が発生しています。

凄い迫力です。

スぺインでも18日、暴風雨による巨大な波が発生しています。

スペイン領カナリア諸島に属する島・テネリフェ島です。

場所はここです。

建物の3階か4階部分でしょうね。

かなり巨大な波です。

悲鳴を上げています。

何か世界中で激しい気象が、1年中続いているような・・。

気候変動でしょうが、かなり目立ってきている。

地殻変動も観測されています。

2016年11月14日、ニュージーランドでマグニチュード7.8の地震、カンタベリー地震がありました。

ソース

北の島と南の島が分かれておりますが、この地震で南の島が北の島に近づいているのです。

New Zealand’s North and South islands ‘creeping’ even closer together after quake ガーディアン

キャンベル岬が、このカンタベリー地震以来、ウェリントンに「35センチ」近づいているのです。

北の島と南の島が、くっついちゃったりしてね。

合体したりして。

近づく速度は遅くなっているようですが、変動は今も続いているようです。

何か不気味です。

カリフォルニアのウールジー・ファイアもファイナルはついておりませんが、100%鎮火しました。

やはり今週、収束しましたね。

焼失面積は「9万6949エーカー(392平方キロメートル)」、死亡者は「3名」ですが、構造物破壊が割と凄い山火事になりました。

1643棟」を破壊しています。

これは今年7月のカー・ファイアを抜いて歴代「7位」となっています。

Top 20 Most Destructive California Wildfires カルファイア

この火事、割と多くの家屋を破壊しています。

カリフォルニア史上最大最悪の山火事となったキャンプ・ファイアですが、鎮火率が「95%」まで上がっていますが、完全に鎮火する予定日は「11月30日」と変わらずです。

あと1週間は燃え続ける。

Camp Fire Incident Information カルファイア

死亡者が「84名」に増えており、ウールジー・ファイアを加えると計「87名」の死者となります。

死者数においても「84名」と、キャンプ・ファイアは、カリフォルニア史上最悪となり、歴代「1位」となっています。

Top 20 Deadliest California Wildfires カルファイア

キャンプ・ファイアの焼失面積は、現時点で「15万3336エーカー(621平方キロメートル)」であり、歴代「16位」につけています。

Top 20 Largest California Wildfires カルファイア

そして何と言ってもキャンプ・ファイアで最も凄いのは、その火力による構造物の破壊数です。

現時点で「1万8733棟」の構造物を破壊しています。

歴代第2位のタブス・ファイア(5636棟破壊)の「3.3倍」の破壊力です。

キャンプ・ファイアは、死者数でも歴代第1位でトップとなり、構造物破壊でも歴代第1位となり、焼失面積でも歴代第16位となる凄まじい山火事でした。

まさに史上最悪の山火事です。

これは年々脅威を増して襲い掛かってくると見られています。

火の猛威です。

アメリカは気候変動で水の脅威にもさらされます。

Nearly 400,000 U.S. Homes Will Experience Chronic Flooding by 2050

このままではアメリカは、2050年までに40万世帯の住宅が、海水面上昇によって永続的に浸水するか、あるいは高潮や嵐による急激な洪水に苦しむとあります。

そして2100年までに、これが250万世帯に拡大する可能性があると言っています。

価格に換算すれば1兆3000億ドルであり、アメリカ経済のこれは6%に相当します。

昨日の23日、アメリカ政府は、気候変動に関する報告書「第4次全米気候評価 第2巻」を発表しています。

気候変動で「年間数千億ドルの損失」 米政府報告書 AFP

気候変動はすでに世界経済に損害を与えており、米国は炭素排出量を削減するための抜本的な行動を取らなければ、今世紀末まで年間数千億ドル(数十兆円)の損失を被ると警鐘を鳴らした。

「炭素排出量は歴史的な高い水準で増加し続けており、一部の経済部門の年間損失は今世紀末までに、米国の多くの州の現在の国内総生産(GDP)を上回る数千億ドルに達する見込みだ」

気候変動で多くの州が、今世紀末までに破産の危機に直面する。

影響の一部はすでに米国で表れており、昨今の異常気象と気候に関する事象は

「人類がもたらした地球温暖化によるものとますます強く確信」

できるとしている。

海外の記事では、もっと具体的です。

Climate change ‘will inflict substantial damages on US lives’ ガーディアン

気候変動は、アメリカ人に甚大な損害を与えるだろうという記事です。

記事では既に気候変動は、実質的にアメリカ人の生活に損害を与えている。

気候変動の影響は、全国的に激化しており、その脅威は年々高まっている。

追加の行動がない場合、引き続きこの脅威は増加を続ける。

報告書は、年間平均気温が今世紀末までに「5度以上」に上昇する可能性があると言っています。

これは、もうダメかもわからんね。

地球規模の気候変動は、既にアメリカではその影響が認識されており、将来的には激化すると予測されている。

アメリカの海水面は、20世紀初頭から既に「9インチ(23センチ)」上昇している。

地下水もその水の量と質が、全国的に大幅に悪化している。

気候変動が起こっていないと政府が主張することは難しいと結んでいます。

特に今世紀末なんて言われましても実感がわきませんが、研究によれば大変な事態を迎えることは、ほぼ間違いないようです。

21世紀末には、同時多発的な気象災害が、複合的に人類を襲うと言っています。

21世紀末、同時多発的な気象災害が人類を襲う 研究 AFP

21世紀末には地球上の多くの地域で熱波や山火事、豪雨、高潮といった複数の壊滅的な気象災害が一度に発生するようになると警告する論文が19日、英科学誌「ネイチャー・クライメート・チェンジ」に掲載された。

生命を脅かす大規模な気象災害が発生し始めている。

始まりは気温上昇だ。

主に乾燥地帯で干ばつ、熱波、山火事を引き起こし、非乾燥地帯には豪雨や洪水をもたらす。

地球温暖化によって海上で発生する暴風雨は巨大化し、その被害は海面上昇によって拡大する。

気候変動が一旦、始まった場合、それを覆すことは恐らく難しい。

宗教的には慣性の法則として説かれており、何十年も利益を追ってきた者が、いきなり正義に向かおうとしてもその性質的傾向から、どうしても利益の方向に向かおうとする性質が作用する。

これはカルマの法則として有名ですが、その性質的傾向を覆すことは難しい。

それはそうそう簡単に人間の心というものは変わらないという事実と同じです。

しかもそれが地球的規模となりますと、人類単位の規模ですから、人類全体がそこまで急激に心を変えることは、現実的に言って難しいと思う。

従ってこれは運命論のようになりますが、その心の通りになる。

人類が気温上昇を産業革命前と比べて2度未満に抑えることができれば、今世紀末にニューヨーク市が猛烈な暴風雨といった危険な気象現象に見舞われるのは1年に1回程度で済むだろう。

しかし温室効果ガス排出が現状のペースで進めば、ニューヨーク市は同時に最大で4つ、ロサンゼルスや豪シドニーは3つ、メキシコの首都メキシコ市は4つ、ブラジルの大西洋沿岸では5つの危険な気象現象に見舞われる恐れがある。

どの予測シナリオでも、最も大きな被害を受けるのは熱帯沿岸地域だ。

気候変動で壊滅的な被害を免れそうな地域は、タスマニア、ロシアとカナダの一部、そしてグリーンランドだけとあります。

それ以外は壊滅的な被害を被るそうです。

やはり、これは、もうダメかもわからんね。

行きつく先は、人類滅亡ですな。

富と国益を追って、その行動と思想の通りの最後を迎える。

不信仰が、気候変動の真の原因である事実に気付くことはないでしょうね。

断崖絶壁に向かってアクセルを踏んでいる人類の姿は、実に愚かですが、その愚かさによって地球の環境と気候も元に戻っていくのでしょう。

これも神の見えざる手と言えば、そうかもしれません。

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コメント

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