真理関係

真理の柱 3

真理の柱の一番目が輪廻転生のシステムであるとすれば、二番目の柱は多次元世界です。

通常、この2つの柱は、霊能力がなければ確信をもって説けない法であり、ここに一部の神霊の思惑を感じるわけですが、ただ神の叡智の完成として最後に残されたワン・ピースであり、このピースを埋めることによって神の叡智は完成を見る。

近代、神の思想を悟られた方は、この輪廻転生と多次元世界以外の真理については、その知性で行くところまで行っています。

空間論においては西田哲学の主客合一の悟りやエマソンの宇宙と自然界の完全性の悟り、あるいは完全なる神の心、この完全なる理想は、宇宙と自然界に現実化し、存在しているという当為(ゾルレン)と存在(ザイン)の一致、またゲーテのように宇宙を神のポエムと認識していた悟りを見ましても、神の思想としては行くところまで行っているわけです。

西田哲学における主観と客観が分かれる前の一者とは、「天」と「地」が分かれる前の一者を捉えた悟りであり、天地開闢の悟りです。

「今、天地の開ける音を聞いて目を覚ませ」という宗教もありましたが、西田哲学はこの天地が開ける前の天地開闢前の理念を捉えた哲学です。

主客合一の悟りとは、主観(神の心)と客観(神の体・宇宙)は合一しているという悟りであり、換言すれば宇宙即我の悟りです。

宇宙という「神の体」は、我という「神の心」と一つであるということです。

神の心と神の体は分けられず、我と宇宙は分けられず、主観と客観は分けられない。

人類は永遠に神と一体であるということです。

如来も個性がありますので悟り方や言葉の使い方はそれぞれ異なりますが、宇宙即我の悟りという点は共通しています。

これがヘーゲル哲学になりますと当為(神の心)と存在(神の体)の一致の内容で説かれています。

神の心と神の体は永遠に一つであるという悟りです。

人間は未熟ですので当為と存在は常に分離しており、理想と現実は必ずしも一致しません。

ところがヘーゲルも主張しておりますように神の造られた世界では、当為と存在、理想と現実は永遠に目の前で一致しているわけです。

理性的なものは現実的であり、現実的なものは理性的である : ヘーゲル

ヘーゲル哲学で言われる「理性」や「自由」は、人間の推論能力としての「理性」でも「自由」でもありません。

ヘーゲルは神そのものを捉えて、これを「理性」と言い、「自由」と言ったのです。

それは「理性の狡知」を語っている部分を読めば分かります。

従ってヘーゲルがいう「理性」とは、神の完全なる理想であり、当為です。

この完全なる当為であり、また完全なる理想である神の心は、宇宙や自然界において現実化しており、存在していると言ったのです。

完全なる理想は、宇宙や自然界という現実にあらわれている。

すなわち神の造られた世界においては当為と存在、理想と現実は人間のように分離しておらず、目の前の宇宙や自然界において永遠に一致している。

ところが人間はこの「かくあるべし」の当為(ゾルレン)と「かくあり」の存在(ザイン)が、大抵一致していません。

これを未熟というのです。

人間の社会ではその未熟から理想と現実が一致していないのです。

ここに神と人間との分離があり、悟りにおける絶対的な差がある。

神は宇宙と自然界を通して人類に生き方を教えているわけですが、これもその一つであり、人類は大いなる理想を描き、その神の御心に叶う理想を、神ご自身がそうしているように人間も現実化せよと教えている。

神は宇宙と自然界を通して人類にその理想を現実化せよ、当為と存在を一致させよ、その大いなる理想を存在させよと教えている。

理想と現実を分けるな、当為と存在を分けるなと教えているのです。

しかも過去・現在・未来の全人類に教えている。

ところが人間はえてしてその理想と現実が一致せず、当為と存在が離れます。

それが霊的な修行になっています。

ただその我々の霊的な進化の方向性として、神は宇宙と自然界を通してその方向性を教えています。

当為と存在を一致させることができず、理想と現実を一致させることができない自己の未熟を見て、大いなる神の心に対する謙虚さが生まれ、神への正当な信仰が生まれる。

時間論から見た宇宙即我の悟りを残したのは、恐らくヘーゲル哲学ぐらいでしょうが、大抵の如来は空間論的な宇宙即我を悟っています。

ヘーゲルの凄いところは、単に通常の如来のように空間論的に宇宙即我を悟るだけではなく、時間論的にも宇宙即我を悟っていた点です。

ヘーゲルの「歴史哲学」には、明確に歴史とは神の世界計画である悟りが著述されています。

さすがソクラテスが霊的に指導していただけのことはあり、現時点でもヨーロッパの頂点の哲学はヘーゲル哲学と言っていいでしょう。

ヘーゲル以前にもヘーゲルを超えた哲学はなく、ヘーゲル以後もヘーゲルを超えた哲学はありませんでした。

やはり真理と悟りを求める者は、このヘーゲル哲学と西田哲学は避けて通れないのです。

日本でも現時点でこの西田哲学を超えた真理は存在しないと言っても過言ではありません。

事実上、日本のトップの真理と言っていいでしょう。

実際、ヘーゲル哲学や西田哲学を理解していない者の真理や悟りは幼稚です。

我々の時代では、このヘーゲル哲学と西田哲学を乗り越えていかなければならず、そのキーワードになりそうなのが、この真理の柱である輪廻転生と多次元世界です。

高橋信次氏時代のGLAは、霊能力に依存してこの二つの法を説いていたのです。

ある意味、霊能力がなければ、この二つの法は確信をもって説くことができなかったのです。

モーゼに説かされておったということでしょうが、この霊能力への依存が、後にGLAが影響を与えた団体は、小規模な団体か、あるいはカルト宗教のようなおかしな団体にしか影響を与えることができなかった原因と言えます。

もし高橋信次氏に霊能力がなかった場合、この二つの法を確信をもって説くことはできなかったでしょう。

結局実際、輪廻転生はあり、多次元世界はこうなっているという結果だけを下ろしていたため、原因が分からなかったのです。

だからその法を継ごうとすれば、輪廻転生と多次元世界を無視して法を説くか、あるいは無視せずに輪廻転生と多次元世界を説けば、有名な過去世や霊格という結果(物質)ばかりを振りかざすようになり、結局はおかしな団体ばかりに影響を与えることになります。

輪廻転生と多次元世界は、結果だけを説くのではなく、原因から説かなければその意味を理解することはできません。

実際、この輪廻転生と多次元世界は、霊能力なしで悟り、確信をもって説けなければならず、そうでなければこの二つの法の真理上の深い意味を第三者が理解することはできません。

理解していないわけですから、それでもこの二つの法を伝道しようとすれば、やってみれば分かります。

必ず高い霊格を振りかざしては多次元世界はあるのだと主張し、有名な過去世を振りかざしては輪廻転生はあるのだと言うしかなくなるわけです。

そしてその第三者がその知性で確認も検証もできない有名な過去世や霊格を振りかざせば、振りかざすほど、増々おかしな団体へと豹変し、その内狂った盲信者が集まる危ない団体へと変化していきます。

これが高橋信次氏死後のGLAが小規模な団体やカルト宗教にしか影響を与えなかった原因なのです。

輪廻転生と多次元世界は、霊能力なしで真理の根源からその意味を説き、第三者がその知性で確認も検証もできる内容で説かなければならない。

これができなければ、今までのように小規模でおかしな団体にしか影響を与えることはないでしょう。

そのうち縮小していくか、あるいは後の時代に盲信者か狂信者を生み出すだけに終わります。

原因と結果の著しいギャップからそうなるのです。

見渡したところこの二つの法をそういった内容で説いている団体は存在せず、当サイトが唯一そういった説き方をしていると思う。

特に救世の母体とは、輪廻転生と多次元世界、そして悟りの段階論の3つを説いている団体であり、これを説いていない団体は救世の母体でもなければ、救世主でもないわけです。

すなわち日本では救世の母体などは現時点では存在していないのです。

単にこの3つの法を説けばいいというものではない。

この3つの法は、霊能力をもっていない第三者の知性で確認もその正しさの検証もできる客観的な内容で説かなければならない。

預言しておきますが、この3つの法を説けない団体は、全人類を幸福にする能力のない団体ですから、いずれゴッドハンドで排除されていく団体なのです。

この3つの法が未来においては人類の主流の考えになるからです。

これはニュートンさんもあの世で言っていたと思いますが、科学者の霊系統もみな将来的にはこの多次元世界の解明に向かうのです。

霊界の可視化による地上天国」でも述べましたので詳細は省きますが、人類の未来は相当に明るいのです。

科学者が多次元世界に介入してくることによって半ば強制的に地球ユートピアが実現されるからです。

これは大川さんのところでもあの世のエジソンが述べていたと思いますが、100年か200年以内に霊界通信機を発明する、と。

またあの世でニュートンさんも述べておりましたが、霊界とこの世でビデオ通話ができるようになる。

あるいは既に死亡している親類縁者とこの世で会話することができるようになり、その時宗教的真理やその指導が重要なものになる、と。

この点に関しては生前の高橋信次氏も予言していました。

オーラ透視機」が発明される、と。

オーラー透視機が発明される。

オーラー(後光)は心のきれいな調和された人は淡い黄金色。

怒りに燃えた人は赤。

破壊と闘争を企てる人は灰色から黒色。

この機器が就職試験に利用されたら、皆さんは何んとされる。

そして、世界各国の指導者をこの前に立たせる。

戦争を企てる指導者は即にわかる。

宗教家、教育者は一番先に立たせる。

信次師は、この機器は植物細胞を利用されると言った。

オーラ透視機が発明されるとは、人のオーラが第三者に見えるということです。

これだけで半ば強制的に地球ユートピアが実現します。

一般大衆でもそのオーラ透視機を通して、他者のオーラを確認できる世界となれば、既存の宗教団体のほとんどは潰れます。

大抵の教祖は頭が真っ黒けなわけであり、オーラなど出ておらず、そのような悪魔や悪霊が背後にいるような教祖とその教団には誰も入信しなくなるからです。

オーラの出ていない教祖の宗教団体は消滅します。

あるいは経済も根源から変わっていきます。

オーラ透視機を通して見た時、頭が真っ黒けであり、オーラの出ていない企業のCEOの製品など誰も買わず、社会から排除されていくからです。

オーラが出ているCEOの企業しか存続することはできなくなる。

背後に悪魔がいるような企業の製品など誰も買わないのです。

あるいは学歴主義も崩壊していきます。

いくらエリートであろうが、高度な学歴をもっていようが、オーラが出ていなければ、どの企業も採用しなくなるからです。

政治の世界も根源から変わります。

オーラの出ていない政治家に投票する者はいないわけであり、悪霊や悪魔に憑依されているような政治家は金があっても立候補すらできなくなります。

今は第三者がオーラを確認することができず、一部の特殊な霊能者にしか見えないから立候補できる。

教育界も同様であり、頭が真っ黒けの教師に子供を任せる親はいません。

今のように学歴や知識の多寡だけで教師にはなれない。

そして教育内容そのものも変わるでしょう。

どう自己の心からオーラを出すか、どう自己の心を美しくするかが重要な教育内容になってくるでしょう。

医学の世界も変わります。

頭が真っ黒けの医者に身体を委ねる患者がいるでしょうか。

大体、オーラが確認できるようになりますと、頭が真っ黒けでは、たとえこの世的に優秀であっても、まず医者にはなれないでしょう。

また一流大学と言われる大学でも、心と頭が真っ黒けの学生は、たとえ試験的に優秀でも入学させることはないはずです。

他の大学や学者の世界で格が落ち、排除されていくでしょうからね。

また悪霊や悪魔が背後にいるような人は、直ぐに分かるようになり、その人の心をどうきれいにするか、どうすればオーラが出るのかという市民運動も起こってくるでしょう。

心霊スポットや廃虚、その他霊関係にも新たなスポットが当てられ、悪霊救済ツアーなんてこともやる人が出てくるかもしれない。

マフィアや暴力団も居心地が悪い世界になるでしょうね。

悪霊や悪魔もこの世に居づらくなるでしょう。

宗教界、政治の世界、経済界、教育の世界や芸術の世界、科学や学問の世界、全ての世界が根源から変わるのです。

我々が生きている時代ではないでしょうが、ニュートンさんは100年以内にそうなると言っていました。

つまり政治の世界でもオーラの出ている人しか政治家にはなれず、経済の世界でもオーラが出ていなければ、企業もできず、金儲けもできなくなる。

教育の世界でもオーラが出ていなければ教師にもなれず、また教育内容も真理が根本に置かれることになる。

何故なら人がその心からオーラを出すには、神の心を知り、悟り、その心に照らして反省するしかオーラは絶対に出ないからです。

すなわち人がその価値をオーラによって判定される世界では、神の心が必然的に中心に来るのです。

無神論者は、ここ数百年以内に消滅するのです。

すなわちここ100年、200年以内に地球全土で神への信仰が必然的なものになります。

そして政界や財界、宗教界や教育界、科学や学問の世界でもオーラが出ていない者はトップには立てない。

宗教家だけではなく、政治家や経済人、教育者や学者、全ての部門において神の心を勉強し、理解しなければ、上には立てなくなる。

その意味で世襲制も崩壊していきます。

コネ入学やコネ入社もなくなります。

悪しき制度や体制が全て崩壊していくのです。

換言すればオーラが出ている者のみが社会のトップに立つ社会になるわけであり、社会の上に立っている者は、みな神の心をよく知っている社会になる。

またそうでなければ心からオーラはでない。

まさにこの世があの世の多次元世界に卑近してくるわけです。

あの世では神の心をよく悟っている者が上におり、知らないに比例して下にいます。

この世がこの多次元世界に近い世界になっていくのです。

神の心でメシが食えるか、あるいは正義や愛でメシが食えるか、と言って無神論の言い訳をしている者が多いのが現代ですが、今後の未来では神の心でなければメシが食えなくなります。

正義と愛でなければメシが食えなくなるのです。

真心と優しさの心を持たなければメシが食えなくなるのです。

正義や愛、真心や思いやりを持たなければ、自己の心からオーラは絶対出ないからです。

こうして人類は地球ユートピアに向かい、地上天国が造られていくわけです。

その前時代において今回は神の法の総決算が行われます。

それが現代です。

少し本題から逸れました。

次回以降にします。

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