三回戦ボーイ

日経平均が、ついに1万7000円を割り込みました。

ソース

714円安」ですが、ボラティリティの幅が大きすぎて暴落の前兆ではないのかと思います。

1万6700円台まではコレクション(調整局面)ですが、1万6600円台に入りますとベアマーケット(弱気相場入り)となり、もう一段の下げを覚悟しなければならない。

ベアマーケットまであと「231円」ほどしかありません。

231円以上下げれば、もう一段の下げがある。

本日のNYダウが、果たして1万6000ドル台を割るかどうか注視したいと思います。

ちなみに28日、隕石の落下はありませんでした。

よかったですね。

東芝はまた年初来安値を更新です。

とうとう300円台を割り込んでしまいました。

ソース

9月、10月の金融市場激震を予測していた方が色々とおりましたけれども、何か嫌な雰囲気になっています。

アベノミクス「三本の矢」は折れたように見えるわけですが、「新三本の矢」のひとつに名目GDPを600兆円に上げるという目標があります。

今の円ドルは1ドル120円ですから600兆円を120円で割りますと、600÷120=5兆ドル($5 trillion)となります。

Japan’s Abe airs Abenomics 2.0 plan for US$5 trillion economy

Japan’s Abe airs Abenomics 2.0 plan for $5 trillion economy

一瞬で世界に伝播しています。

2014年の名目GDPは490兆8000億円です。

主要統計データ 内閣府

ページの真ん中辺りに出ていますね。

例えば今の為替1ドル120円で割りますと、490兆8000億円÷120円=4兆900ドルとなり、4兆ドル割れまで「900ドル」しかありません。

為替が1ドル123円になれば、490兆8000億円÷123円=3兆9900億ドルとなり、4兆ドルを割ることになります。
だから120円で踏ん張っている。

追加の金融緩和をすれば円安に流れ、新三本の矢の一本、名目GDP600兆円(5兆ドル)は折れる。

しかして追加の金融緩和をしなければ、コアCPI・2%は不可能となって旧三本の矢も折れる。

折れた矢ばかりでは弓は射れませんね。

これを「的外れ」と言う。

ではそもそもアベノミクスは何を目指していたのでしょう。

ドーマーの定理」を実現しようとしていた。

ドーマー条件ですね。

これです。

プライマリーバランスが均衡しているもとでは、名目GDP成長率が名目利子率を上回れば財政赤字は維持可能であるという内容の定理である。

何も安倍政権だけではありませんが、歴代政権は財政破綻を避けるために、このドーマーの定理を実現しようとしていた。

1 プライマリーバランスの黒字化。

2 名目成長率を長期金利以上にする。

歴代の政権はみなこれを目的とし、実現しようとしていた。

神と学とのとどめの戦い」は3ラウンドありました。

もちろんそれ以上あるかもしれませんが、とにかく今のところ3ラウンドです。

神理(神我)と蛇の知恵(自我)の戦いです。

第一ラウンドにおいて、神の三本の矢、ます第一の神の矢によって1991年のバブル崩壊から一貫して政府債務が積み上がっていきました。

財政赤字問題です。

この第一ラウンドで神と学では、神が勝利しました。

この期間、日本経済は成長することもなく、停滞し、膨大な政府債務を蓄積しながら衰退していきました。

第二ラウンドにおいて、この財政赤字の問題がまずいことに気づいた歴代政府は、何とか国債の発散を避け、財政破綻を回避するためにドーマー条件を実現しようとします。

ドーマー条件では、まずプライマリーバランスが均衡、ないしは黒字化しないと、いくら名目成長率を長期金利より上げても財政赤字の拡大を止めることができない。

名目成長率を上げるよりも、まずプライマリーバランスの黒字化を重視しました。

これが第二ラウンドです。

神の第二の矢は、このプライマリーバランスを打ち砕きました。

この第二ラウンドでも神と学との戦いでは神が勝利しました。

プライマリーバランスの黒字化は2020年になっても実現しません。

プライマリーバランスの黒字化は不可能と理解した歴代政権は、次にこのプライマリーバランスの黒字化を無視し始めます。

プライマリーバランスなど、今は気にする必要はないのだ。だってどうせできないんだもん ”心の声”
今はとにかく名目成長率を上げることだけを考えるんだ。

とヤケクソになりました。

ドーマー条件とは、

1 名目成長率 > 長期金利

であり、

名目成長率とは、

2 名目成長率=期待インフレ率(GDPデフレーター)+実質成長率

換言すれば、

実質成長率=名目成長率-インフレ率(GDPデフレーター)

この二つの公式を実現しようとしました。

たとえば2014年の名目成長率は「1.6%」であり、実質成長率は「マイナス0.9%」です。

2014年のGDPデフレーターは「2.5%」です。

これを上の公式に当てはめます。

名目成長率・1.6%=インフレ率・2.5%+実質成長率・マイナス0.9%

2014年は消費税増税分2%の影響がありますから、実質マイナス成長です。

この場合国債発行残高の対GDP比は増大していき、いつか持続不可能となる。

名目成長率が長期金利よりも低い場合、政府債務の対GDP比の増大を止めることはできず、拡大していき、いつか限界が来て財政破綻していく。

デフレ下では物価がマイナスであるために実質成長率をいくら上げても名目成長率はマイナス物価分だけ低下していく。

日銀が金融緩和によって長期金利を押し下げ、低くコントロールしている分には低成長率でもなんとかできたが、長くは続かない。

デフレ下では名目成長率は低下していかざるを得ない。

この場合、膨大な債務を抱える政府は、その拡大を止められず、いつか限界がきて、バンザイをする日がくる。

そこで神と学との戦いは第三ラウンドに突入する。

名目成長率=インフレ率(GDPデフレーター)+実質成長率

ですから名目成長率を上げるには、二つしかないと政府は考えた。

物価を上昇させること」と「実質成長率を上げること」、この二つしかないと安倍政権は考えた。

名目成長率を上げなければ、いつか長期金利が上昇した時、ドーマー条件を満たせず、政府債務の拡大をどうすることもできなくなる。

しかも第二ラウンドで政府は神に敗北し、プライマリーバランスの黒字化が期待できない状況からそれをしなければならなくなった。

とにかく名目成長率を上げるしかないのだ。

この道しかない

景気の回復をしなければ破綻してしまう。

物価を上昇させるために安倍政権は日銀に異次元の金融緩和をさせ、ベースマネーを増やし、銀行が国債から別の分野に資金を回すように仕向けました。

企業への貸付を増やすポートフォリオ・リバランス効果実現のために、日銀は国債購入を始めた。

また潜在成長率は0%前半であるから民間の需要は期待できない。

だから政府が財政出動することによってみずから需要を創出するしかないとし、実質成長率を上げるために「国土強靭化計画」と言って公共事業のばらまきを実行しました。

1 物価を上昇させること

2 実質成長率を上げること

名目成長率を上げるには、これしかない、とそう考えた。

この二つを中心に名目成長率を上げ、ドーマー条件をクリアして政府債務の拡大を止めようとした。

神の第三の矢は、この物価と実質成長率を射抜いた。

この第三ラウンドの神と学との戦いも、今のところ神の勝利で終わりそうです。

名目成長率を上げるための物価も上昇せず、実質成長率もマイナスです。

例えば第二四半期のGDPは、名目成長率は0.1%、実質成長率はマイナス0.3%です。

名目成長率・0.1%=インフレ率+実質成長率・マイナス0.3%

ですからインフレ率(GDPデフレーター)をプラス0.4%で計算していることになります。

プライマリーバランスが赤字の前提で、

名目成長率・0.1%<長期金利・0.4%

で、ここでもドーマー条件を満たしていません。

これでは国債発行残高の対GDP比は拡大していかざるを得ない。

いつか限界がくる。

しかも台風や災害、地震や噴火に備えて「国土強靭化計画」を言うわけであるが、それをあざ笑うかのように鬼怒川は決壊し、千葉や東京は水没した。

3回戦しか戦えない者を「三回戦ボーイ」と言う。

プロ一歩手前ですが、安倍政権は、いや日本と言った方が正確か、この第三ラウンドで、神にノックアウトされそうです。

ご苦労さま。

地球の繁栄と進化は名目成長率を上げる道ではなく、「神の道」しかありません。

アベノミクス「旧三本の矢」は、どれも「富」が中心に置かれた発想です。

絶対無の経済学」でも述べましたが、経済の本質は富ではなく、神の体であり、もっと正確に言えば天下るインスピレーションですから、経済の本質は「神の心」と「神の体」、すなわち「大宇宙(神)」であり、神の心を無視した経済は、今後行き詰まり、崩壊していきます。

神の自宅でそこの主(あるじ)を無視して、何を勝手なことをしているのか。

神の自宅で神の物を人間が勝手に許可なく、奪い合っている。

まるで山賊ではないか。

神の心に叶わなければ、神々からのインスピレーションは降りない。

だから需要と供給も生じない。

欲しい商品もなくなるから消費も減少し、企業収益も低下し、賃金とボーナスも下がる。

税収も下がって、国債の発行残高も増加し、格付けも下がって、財政破綻をしていく。

すべての原因は神への信仰がないからである。

信仰もなければ、神の心も知らず、善悪も知らない。

目の前にある大宇宙そのものが「神」であるという事実すら知らない。

手遅れかもしれぬが、腐敗とカルマの関係から、ある程度の淘汰はあるのかもしれません。

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コメント

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