気候変動の最大の武器

先週、夏が終わったばかりのオーストラリアですが、今度はビクトリア州バーニップ州立公園に複数の落雷が落ち、山火事(ブッシュファイア)が発生しています。

場所はここです。

3月1日に38個の山火事が発生しており、4万ヘクタール(400㎢)以上の森林と農地が破壊されています。

負傷者や死者の報告はありませんが、850人以上の消防士が出動しているようです。

Authorities warn wildfires threaten Australian towns  ABC

また自然災害が、人家に脅威を与えています。

現時点で「23名」の死者を出しているアラバマ州の竜巻ですが、時速はなんと「274㎞(170mph)」だったようです。

1時間に2つの竜巻が発生した事例もあるようです。

Man finds father’s body in Alabama tornado wreckage FOX

ハリケーンのカテゴリーで言えば、最大カテゴリーの「5(157mph以上)」に相当します。

竜巻は1.6㎞もの破壊の道を進みました。

竜巻の威力は「EF4」であり、これは2013年5月以来の規模です。

2013年5月に当時「モンスター・トルネード」と呼ばれた「EF5」のトルネード(竜巻)が、オクラホマ州ムーアで発生し、「24名」の死者を出しています。

2011年5月にはミズーリ州ジョプリンでも「EF5」の竜巻が発生し、「158名」が死亡しています。

そのひと月前にも同じく竜巻が発生し、250人を含む推定のようですが「316名」が死亡しています。

またコロラド州では雪崩が発生し、ハイウェイを飲み込んでいる映像が撮影されています。

雪崩に飲み込まれた方は無事に脱出できたようです。

気候変動が目立ってきておりますが、パリ協定での目標達成は厳しそうです。

このまま進みますと2100年までに、あくまで平均値ですが、「3.5℃」気温は上昇します。

現状のまま行きますと2100年までに気温は「3.5℃」上昇し、たとえパリ協定の約束が守られても、平均「2.9℃」上昇します。

2℃未満に抑え、できれば1.5℃未満に抑えるという合意と目標達成は困難な状況です。

G20諸国のパリ協定進捗状況を見ましても、唯一インドにかろうじて合格点が出ています。

G20 nations still led by fossil fuel industry, climate report finds ガーディアン

G20諸国は化石燃料産業に補助金を出しており、この補助金によって地球の気温は「3.2℃」まで上昇する見込みとあります。

G20諸国のうち15か国が、昨年よりも多い排出量の増加を報告しており、現状では世界の平均気温は「3.2℃」の上昇に向かっている。

これは1.5℃未満に抑える目標の「2倍以上」であり、唯一2℃を下回る水準で推移しているのは、インドだけである。

ロシア・トルコ・サウジアラビアは、最悪の場合「4.0℃」を超えてしまうことが分かったとあります。

排出量は2020年までにピークに達する必要があり、以後2030年までに半減する必要がある。

インドネシア・ブラジル・アルゼンチンは森林伐採の削減を約束しておりましたが、このうちブラジルはボルソナーロ大統領に代わって怪しくなっています。

ブラジルは今年予定されていた第25回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP25)の主催を撤回しています。

アマゾンの熱帯雨林の大規模開発を優先する姿勢です。

ブラジル、来年の気候変動枠組条約会議(COP25)の主催撤回を表明。温暖化懐疑論者のボルソナーロ新大統領の意向を反映。アマゾン熱帯林の大規模開発を優先か(RIEF)

しかもボルソナーロ大統領は、毒薬の女神と言われるほどの農薬規制緩和論者です。

ボルソナーロ氏は、アマゾンを農場にしようとしていると非難されているようです。

これは、もうダメかも分からんね。

アマゾンを農場化されますと、温暖化に対しては致命的です。

アマゾンは最も二酸化炭素を吸収してくれる熱帯雨林だからです。

ここの熱帯雨林を伐採し、農場にするそうです。

中国やインドの植林の努力も水泡に帰するかもしれません。

世界の自然環境は、この2か国のおかげで20年前よりも優しい場所となっています。

NASA Says Earth Is Greener Today Than 20 Years Ago Thanks To China, India FORBES

上の図は植樹による緑化を示しています。

中国とインドは、この20年間、地球で最大の緑化を実現しているのです。

両国とも野心的な植樹プログラムを実施しており、特にインドは植林で世界記録を更新し続けています。

80万人のインド人が、わずか24時間で「5000万本」の樹を植えているのです。

上記の画像は、植樹の増加と減少をあらわしています。

赤丸で囲んだ部分が植樹の増加をあらわしています。

緑化の10年間の各国平均は「2.3%」です。

中国とインドが飛び抜けて緑化の率が高いことが分かります。

この植樹こそが、気候変動に対する最大の武器と言われています。

世界で排出したグリーンハウス・ガス(温暖化ガス)の10年間分の排出量を相殺するには、樹を「3兆本」植えればいいと予測されている。

Massive restoration of world’s forests would cancel out a decade of CO2 emissions, analysis suggests インディペンデント

森林の大規模な回復は、10年間に世界が排出した二酸化炭素の量をすべてチャラにします。

科学者たちは、公園や森林、あるいは放棄された土地に、更に1兆2000億本の樹を育てる余地があると見ています。

トーマス・クロウザー博士とそのチームは、10年間の二酸化炭素排出量を相殺するには、「3兆本」の植樹という数字に到達しました。

これはNASAの見積もりの7倍以上です。

正確な数字としては、まだ発表されておりませんが、植樹が気候変動との闘いにおいて最も強力な武器として浮上してきたとあります。

そしてブラジルのボルソナーロ大統領が、それを切っていくわけです。

底の抜けたバケツに水を入れるような行為です。

樹を植えても、植えても、ボルソナーロ大統領が切っていくわけです。

銭儲けのためですね。

エゴイズムが、気候変動の真の原因です。

男のヒゲのようなものですね。

・・もう、剃っても、剃っても、生えてくるんだね

植えても、植えても、切るやつがいるんだね。

心の在り方が、根本の原因ですから、ここが訂正されない限り、気候変動を抑制することはできないでしょうね。

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