単体 T

大いなるバビロン 単T

営業毎旬報告が出ました。

営業毎旬報告(平成28年1月10日現在)日銀

日銀は総資産「386兆円」、国債は「328兆円」保有しているとあります。

年末には日銀の国債保有は「400兆円」を突破し、夏を超える頃には国債発行残高の「40%」を突破し、未踏の領域に踏み込むことになります。

かつてこの比率が最も高かったのがイギリスであり、国債発行残高の「40%」まで保有していたことがありましたが、今年日銀はこの比率を突破します。

まさにどの国家も踏み込んだことのない未踏の領域に踏み込みます。

しかして財政破綻はできませんから衰退しか選択肢としてはないでしょう。

商品価格や原油、マテリアルの下落が止まりません。

そろそろどれか下げ止まってもいいと思うのですが、その兆候は見えず、底の見えない状況です。

どの指数も今年に入って最安値を更新し続けています。

銅価格は本日最安値を更新し、「1ポンド1.948ドル」を付けました。

LEM銅価格は「1トン4365ドル」であり、4300ドルを割りそうです。

リンク集に銅価格も置いておきましたので参考になさってください。

バルチック海運指数も1985年1月の統計開始以来の最安値を更新しました。

383ポイント」です。

貿易が止まってしまうのではないかと言うような指数です。

これは本当にメルトダウンかもしれません。

NY原油であるWTI原油も本日、ついにバレル30ドルを割ってしまいました。

1バレル29ドル41セント」をつけています。

これはバレル20ドル台に突入したかもしれません。

欧州ブレント原油も本日「1バレル29ドル44セント」をつけバレル20ドル台に突入したかもしれない。

ドバイ原油は逆に反発したのですが上値は重く「1バレル25ドル80セント」をつけています。

ドバイ原油・15日午後、反発 日経

去年の初め「平均は1バレル=85ドル」と予測して、外したスタンダード・チャータード銀行が、今度は下落へ警告です。

原油価格、1バレル10ドルまで下落する可能性=スタンチャート ロイター

スタンダード・チャータード銀行(STAN.L)の商品アナリストは、原油価格は1バレル=10ドルまで下落する可能性があるとの見方を示した。

「価格が下がり過ぎだと市場全体が認識した時に初めて底入れするが、その水準は1バレル=10ドルまで下がった場合だとわれわれは考えている」

前に外しておりますので、参考に過ぎません。

去年はバークレイズやゴールドマンが下落の予想をしていた時、他行とは逆の予測を出していました。

2015年2月の記事です。

原油価格は7-12月に上昇へ-英スタンダードチャータード ブルームバーグ

ブレント原油が平均1バレル85ドルになると予測していたわけですが、現実は逆でした。

従ってこの1バレル10ドルの見通しも逆になるかもしれません。

またバークレイズやゴールドマンの下落予想は当たったわけですが、実際は彼らの予想を超えて下落していきました。

その意味で今回もゴールドマンサックスは今年3月に「1バレル20ドル」を予測しているわけですが、その予想を超えて下落し、今年はスタンダードチャータードの予想と同様「1バレル10ドル」まで下落していくかもしれません。

では原油の供給過剰はいつまでつづくのでしょうか。

米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)が見通しを出しています。

世界的な原油供給過剰、2017年後半まで継続の見込み=米EIA ロイター

米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)は12日公表した報告書で、世界的な原油の供給過剰が2017年第3・四半期あたりまで継続するとの見方を示した。

来年2017年7月~9月まで供給過剰は継続すると見ています。

つまりそれまでは原油価格は下落していくと見ていることになります。

アメリカの利上げによる新興諸国の不振、原油価格下落による中南米諸国と中東、あるいはロシアの財政の悪化、主要先進国の不況等、原油の需要は低迷しますから、供給過剰によって原油価格は下落傾向となる。

来年の秋までこの傾向が続きますと、どこまで原油価格が下落していくのか底が見えなくなります。

これは恐らく供給過剰ではなく、需要不足からくる価格の下落ではないでしょうか。

というのは下落しているのは原油だけではないからです。

銅価格は世界経済全体の今後の動向を把握する上で参考になる指数ですが、これが下落傾向を示しているのです。

現代社会のあらゆる製品に使用されている銅が下落しているのです。

銅への需要がないということは、経済全体が縮小しているということであり、これは恐らく諸神霊の人間生命への霊的干渉によってそうなっている。

需要をコントロールすることによって供給過剰を作り出している。

原油・銅・貴金属・非鉄金属・商品等々、神の体から生産されるこれらの製品に群がっている者の需要をコントロールしている。

結果、神の体から生産される物質の価値が低下している。

価格の下落は価値の下落であり、それは世界の価値の下落を象徴し、それは人類が群がることによって価値が低下している。

すなわち商品価格や原油価格の下落は、人類の生命価値の下落を象徴している。

この価値の下落を「世界の腐敗」と言う。

ならばそこには諸神霊の目的と意図があるはずである。

既にバレル20ドル台に入っているわけですから、1バレル10ドル台になりますと、何がしかのショックが世界経済を襲っている可能性の方が高いのではないか。

早ければ今年の4月までに世界経済は揺さぶられている可能性がある。

そして中央銀行は何もできない。

利下げもできず、金融緩和もできない。

紙幣を刷り続ければ世界の債務が増加するだけです。

そしてその「債務の海」で世界経済は溺死する。

所詮、お金でお金を増やそうとする経済が大間違いということでしょう。

富の上に富を、物質の上に物質をかき集めようとした経済は終焉していくのでしょう。

神の体(利益と国益)を拝むことを「偶像崇拝」と言い、富の快楽を拝んでいる世界を「姦淫のぶどう酒を飲んだ人類」と言い、その世界を「バビロン・ザ・グレート」と言ってきました。

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