レイムダック法案

バハマを襲った史上最強のハリケーン・ドリアンですが、死者が「5名」と報道されています。

しかして未だ被害の全容は把握されていないようであり、今後も被害が増えることは避けられないようです。

バハマが壊滅的被害を被った原因の一つに「停滞」があります。

ハリケーン・ドリアンは、バハマに上陸後、なんと36時間も動くことなくその場に「停滞」していたのです。

このような最強ハリケーンが、その場にずっと居座られますと、たまったものではありません。

その後、ゆっくりとフロリダ方面に移動していきますが、その移動速度は、時速1マイル(時速1.6㎞)であり、のろのろと移動し、勢力はカテゴリー・2に落ちています。

瓦礫の山と化していますが、勢力が落ちているとはいえ、未だカテゴリーの1か2クラスで上陸する可能性はあるようです。

イギリスのブレグジットですが、新たな局面を迎え、大詰めとなっているようです。

イギリス下院が、合意なき離脱を阻止するための緊急動議を賛成多数で可決しました。

既に過半数を失っていた保守党は、21名の造反議員によって賛成328、反対301で採決において敗れています。

緊急動議は、10月19日までに離脱合意案が議会を通過しなければ、ジョンソン首相に来年1月31日までEU離脱を延期するようEU側に要請することを強制する内容です。

ジョンソン首相に無理やり延期を強いているわけです。

結論がでる可能性もなく、また意味もない離脱延期です。

一体、この人たちはいつまで延期するつもりなのでしょう。

この人たちにまかせておけば、後何年でも延期しそうです。

ダラダラといい加減にして欲しいです。

民意ではなく、利益だけを考えているとこうなるのです。

ジョンソン首相は、議会に主導権をハイジャックされた形です。

この法案が、審議後可決されれば、ジョンソン首相はレイムダックとなるわけであり、「でも」も「もし」もない、10月31日に必ずEUを離脱するという公約を果たすことはできなくなります。

一挙に形勢逆転した形ですが、ハモンド前財務相を含む造反議員21人は保守党から除名されています。

このレイムダック法案が下院を通過すれば、ジョンソン首相に残された手は、解散総選挙しかありません。

ところがイギリスの首相は、議会の解散権が「議会任期固定法」によって制限されており、議会を解散するには下院の3分の2(434議員)の賛成がなければ解散も総選挙もできない。

どうしても野党労働党の支持を必要とするわけですが、不透明感が増しています。

ソース

労働党のブレア元首相は、総選挙はジョンソン首相の「わな」だと述べており、気を付けろと警告しています。

 労働党のコービン党首は、以前から問題を解決するなら総選挙しかないと述べおり、総選挙を支持する可能性は高いですが、それはあくまで合意なき離脱阻止の法案を法制化した後の話であると言っています。

この緊急動議が可決され、通過するまで総選挙を支持することはないと言っています。

これをブレア元首相は「エレファント・トラップ」と述べていた。

最新の世論調査では保守党の支持が労働党を大きく上回っており、総選挙をすれば、保守党が過半数を取るかもしれない。

ジョンソン首相は、これを狙っているのかもしれません。

またファラージ党首のブレグジット党が躍進し、保守党と連立を組めば、過半数を制するかもしれない。

この場合、10月31日のEU離脱は可能です。

ジョンソン首相が、次の総選挙で過半数を取ることができれば、このレイムダック法案を廃案にすることができます。

従ってジョンソン首相には選択の余地はなく、もう総選挙しかないのです。

ただ総選挙は、今のところ10月14日だの15日だのと報道されていますが、労働党から総選挙の支持を取り付けることができれば、この選挙の日を後から31日以降にずらすのではないかと一部懸念されています。

コービン党首が総選挙を支持しなければ、3分の2の賛成は得られませんから総選挙はできません。

この場合、ジョンソン首相は、ただ言われるままに1月31日までの離脱延期を要請せざるを得ない。

しかしてこの場合、総選挙も国民投票もなく、ただEU側に一方的に延期を飲めということですから、離脱延期の大義名分がないためにEU側がその延期要請を承認するかどうか不透明です。

EU側に延期要請を承認させるには、総選挙という大義名分が必要となるため、結局はコービン党首は総選挙を支持する可能性が高いと思っています。

そして総選挙で保守党が勝利すれば、公約通り10月31日にEUを離脱することができる。

労働党や自由民主党が勝利すれば、EU離脱は回避されることになる。

次の総選挙は事実上、2度目の国民投票と同じです。

まさに大詰めを迎えているわけです。

当サイトの希望としては、ナイジェル・ファラージ氏と保守党が連立を組んで、EU離脱を実現していくことを希望しています。

イギリス政府は、既にこんなサイトまで作っています。

EU離脱を準備せよ」というサイトです。

Get Ready for Brexit

これはEU離脱問題の最終局面ということです。

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